eイヤホン10周年記念モデルのKINERA製のハイブリッドイヤホンBd005Eです.
記念モデルとして,専用チューニングと専用色のRED&ロゴ入り(通常モデルはBlue).
ドライバは標準モデルと同じく,BA+Dのハイブリッド構成で,かつmmcxリケーブル対応.標準モデルは,3500円という格安のハイCPモデルなのですが,さらにeイヤホンオリジナルOFC Silverケーブルが付属して,5500円という記念価格.
標準モデルと10周年モデルで聴き比べてはいないので,全く同じ音かどうかはわかりませんが,少なくともSilverコートケーブルを付属させたので,より特徴を出していることでしょう.
もう,買うしかありませんでした.
普段試聴でお世話になっているので,ご祝儀です.
スペックです(HPより).
ドライバー ダイナミック型×1+アーマチュア型×1
ケーブル 1.2m 3.5mm/MMCXタイプ
インピーダンス 12Ω
周波数特性 20~20000Hz
感度 103+-3dB
重量 約30g
付属品
・シリコンイヤーチップ (S/M/L)
・純正ケーブル付属
・OFC SILVER COATING 1.2m 3.5㎜/MMCX ケーブル同梱版
純正ケーブルとOFC SILVER COATINGケーブルの2種類が同梱されていますが,イヤホンに接続されているのはOFC SILVER COATINGケーブルでした.あえて,純正ケーブルを選択する人はいないので,いい選択だと思います.
イヤーチップは,シリコン製のみです.ただ,このイヤチップは,よく出来ています.
このイヤホンエージングキットでエージングする前に,動作チャックを兼ねてちょっとだけ音出ししてみました.
エージングキットはこちら.
エージングの様子.
低域もしっかり出ていて,中高域の解像度もあります.ただ,ノーマルのBd005Eで言われているほど低域の押し出しは強く感じません.また,D型とBA型のつながりの悪さも感じられません.未だちょっと音離れが良くないので,エージング後に期待です.
ハイブリッド型でコスパはいいが,大きな期待は禁物
このキットで,1週間放置したので,本格的に聴いてみます.
第一印象そのままで,低域から高域までしっかり出ていて,中域も埋もれていません.ややドンシャリ傾向ですが,そんなに気になるレベルでもなく,ボーカルも前に出てくるので,メリハリのあるリスニング用のチューニングだと思います(傾向はオーテク系?).
やはり,そんなに強い低域は感じませんので,ノーマルのBd005Eに対してチューニングした分と,ケーブルを変えた効果かもしれません.
ハウジングも小さく,ワイヤー入りの耳掛け(シェア掛け)タイプなので,フィッティングも良好です.付属のイヤーピースもなかなか良く出来ていて,いい感じです.
音作り(音楽性)からいうと,同じハイブリッド型であるDN-1000のほうが上ですが,価格帯が違うので致し方ないでしょう.DN-1000はSilverコートケーブルにリケーブル出来ないので,高域に差は出てしまいますが,低中域の迫力や響き,バランスはいいです.
また,いくらコスパが良くても,Orion CKやHA-FX1100には勝てません.
BA1基のORIONのバランスと解像度,D型のみのHA-FX1100の響きと迫力.これらを上回るものは Bd005E REDには感じられません.唯一,安くて,大きな不満がないことが最大の特徴です.
ライブ音源やボーカルにオススメだと感じました.
普段使いの聞き流しや満員電車内での使用には,とてもいい選択だと思います.ハイレゾ化が進んだスマホにも,相性が良いと思います.
買って損はしません(もう買えません)が,過度な期待は禁物のハイCPのイヤホンです.
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購入金額
5,480円
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購入日
2017年09月07日
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購入場所
eイヤホン
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