レビューメディア「ジグソー」

超ホワイトなCPUクーラー

7月にファンレスCPUクーラーのZalman FX70を購入して使用していたものの、やはりファンレスは心配でM.2 SSDの温度が常時50℃を超えていたのもあって空冷CPUクーラーを買うことに。

ケースがホワイトで最近ホワイトLEDなパーツを多く買っていたこともあり、当初ENERMAXのETS-T40F-Wを考えていましたが、たまたま立ち寄ったツクモ名古屋1号店で在庫処分品として安く売られていた後継モデルETS-T50A-WVSを発見。これはもうIYHする他ありませんでした。

AM4リテンションキットは付属していませんでしたが、欲しければENERMAX JAPANから無償配布されていますし、今のところRyzenに乗り換える気もないので問題なしです。

 

ETS-T50A-WVSはENERMAXの空冷CPUクーラーでは最上位に位置するETS-T50AXEシリーズのホワイトモデルで、対応TDPは250Wとハイエンド向けなスペック。

搭載ファンからヒートパイプやフィンまでホワイト塗装という徹底ぶりで、ホワイトPCを構築したいユーザーには嬉しい仕様。

 

取り付け方法は簡単で、説明書に日本語表記もあるので分かりやすいかと思います。

バックプレートの取り付けはツールレスでも大丈夫で、クーラー本体の取付時に2本のネジを締めるのにドライバーが必要な程度です。その際一度ファンを取り外す必要がありますが、これもツールレスで着脱が可能です。

 

取り付け後のPC内がこんな感じ。

輝く白さはとてもgoodですね。

でも、マザボのRED LEDが違和感マシマシになってない?

 

ところで実はこのパーツ交換の前に、FX70にファンを付けて冷却性の問題は解決していました。

では何故換装したのかというと、今まで電源が180mmの製品だったのを、Define Mini Cへの乗り換えを考慮して160mmの製品(RM550x)へ載せ替えたら、SATA電源数が変わって5インチベイに入れていたSSDを移動させる必要が生じ、マウンタを外そうとしたらCPUクーラーが干渉したからついでにCPUクーラーも交換してしまえと実行した結果なんです。

おかげでマザボのLEDと絶妙にミスマッチ感を醸し出していますが、そのうちホワイトなARCTICモデルのマザボに置き換えようと思います。RM550x用のWhiteスリーブケーブルとWhiteなDDR4メモリも購入したのでそのうちにね。Define Mini C TG Whiteはよ!笑

 

話がかなり脱線しましたけど、T50のLEDはかなり派手です。

後ろに付いてるのが同じくENERMAXのUCCLA14Pですが、比較すると明るさが分かります。

LED数が圧倒的に多いのと、ファンブレードが一部シルバーになっていて光が反射してかなり眩しい。

 

発光パターンはスイッチで変更でき、消灯を含む5パターンを選択できます。

 

排気側には回転機構を備えたフィンが装備されており、整流板の角度を任意に変更し最適なエアフローを構築することもできます。

冷却性能についてはCPUがPentium G4600ということもあり割愛。

え、CPUクーラーで一番必要な情報だって?

暇だったら検証やります(

TDP51WのPentiumを冷やすにはこんなCPUクーラー買う必要ないんだもの。

 

 

2017.08.24追記

お手軽負荷テストを実施しました。

OCCT LINPACKを10minとかいうお手軽すぎるテストですけど笑

 

条件はCPUクーラーのファンとケースファン3基を100%で回した状態です。

OCCT読みのCPUTINは最高45℃、HWMonitor読みでは51℃でした。

 

1ヶ月もしない間に簡易水冷→ファンレス→空冷とおかしな変遷をしましたが、しばらくはこのままで行けそうです。え、本格水冷が残ってるって?

更新: 2017/08/21
コストパフォーマンス

値段ほどの価値は・・・?

レビューを書いている時点での価格は7,000円台と、決して安くはないですし、ETS-T40F-Wのほうが2,000円程度安価なのを考慮すると微妙なところ。ただ海外では$5ほどの差だったりしますし、同じENERMAX製品でも実は代理店が違うのでそういったところで差が出ているのかもしれませんね。

今回は少し安く買えましたけど、それでもこの価格帯では他のCPUクーラーにコストパフォーマンスで勝っているとは思えません。

ただ、貴重なホワイトCPUクーラーということで、あまりコスパを考えるものではないと思っています。

更新: 2017/08/21
総評

前世代に比べたメリットは薄い

白いCPUクーラーという魅力はありますが、それであれば同様にオールホワイトなETS-T40F-Wという存在がより低価格で手に入るため、購入する理由に欠けてしまいます。

利点としてはシングルファンであることや、対応TDPが250WとETS-T40-Wの200Wを上回るところでしょうか。しかし、200W台のCPUはそれほど多くない上に、公称値では対応を謳っていても、実際は冷却性能に不満が出ることも考えられます。

総評としてはETS-T40-Wがコスパ含めオススメになってしまうのかなというところです。

  • 購入金額

    5,270円

  • 購入日

    2017年08月04日

  • 購入場所

    ツクモ名古屋1号店

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