未だ それに対する愛が強すぎて「持っていたもの」レビューに纏めることができていない
Alfa Romeo155TS
1987年から15年間愛用しておりましたが、購入後すぐに車載工具のひとつとして買い足したのが
このトルクスレンチセットでした。
トルクスネジにはトルクスレンチが必要です
エンジンヘッドは軽合金製のカバーに覆われております。
この下にアルファロメオご自慢のツインスパークヘッドが隠されております。
カバーの上にも、その下にもトルクスネジが採用されているのが見えると思います。
各気筒に1本づつのメインプラグがダイレクトイグニッションコイルと共に備わり、そのプラグからハイテンションコードを経由する形で隣接する気筒の排気行程時に発火させるべく小型のスパークプラグが配される仕組みでした。
プラグはNGK社製のプラチナプラグが使われていたので、15年・5万キロ代の車齢の中では一度も交換しませんでした。
でも、納車後すぐに、「念のためにヘッドカバーを外して中の様子、新品プラグの様子をチェックしておきたかったんです」
なにせ155の前に乗っていたアルファロメオ33は、皆さんが思うイタリア車そのものに近くて
よ〜く壊れました。 出来る修理は自分で行うようにしていたので、まずトルクスレンチを買わなければならないと考えたんです。
ALFA33では、しばしばメーターナセルも分解整備の対象となりました。
155のメーターパネルにはトルクスネジが見えます。
結局このパネルを外すことはありませんでした。
15年の間に、155には33で味わった種類の故障は発生しなかったので、トルクスレンチがあって良かったという状況には一度も陥ることはありませんでした。
でもヘッドカバーの下の様子を直に見ることは興味深かったですし、小さなボックスをトランクに忍ばせておくことが安心感につながりました。
実際に使うことはありませんでしたが、家族が使うアップルのノートPCにもトルクスネジが使われております。
上のブルートゥース仕様SPBOXにもトルクスネジが使われておりました
トルクスネジとは
米国のテキストロン・カムカー社が考案実用化した6角ネジ頭の規格全般を指します。
昭和50年代までの日本ではマイナスネジが多く使われておりました。
その後プラスネジに移行していると思われますが、欧米では、よりねじ山が潰れにくく作業中に滑りにくいトルクスネジが普及しているのだとか。
日本ではご家庭にトルクスレンチの用意が無いことが多いので、「いたずら防止用」として受け止められているように感じます。
普及に伴い、既に普及しているトルクスレンチが利用できない新規格のトルクスネジが登場しているようです。
規格T-45からT-10まで8本のトルクスレンチが納まります。
ネジに合う形は6角の星型
スライドケースです
ウィットワース規格ネジ
映画カーズ2では、レッカー車のメーター君が、寝ている間にエアクリーナーを付け替えられているという下りがありました。
メーター君はレッカー屋さんなので、修理のスペシャリスト。
おそらく自分はインチネジのはず。 悪意を持って付け替えられているエアクリーナーには
英国の古い規格であるウィットワースネジが使われていました。
ライトニング・マックィーンの名ピットマンであるグイドも、手持ちのボックスではお手上げです。
ネジとレンチはきちんと合うものを使わなければならないということを思いつつ
レンチボックスとメーターくんを並べて記念撮影。
購入価格は覚えておりませぬ
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購入金額
0円
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購入日
1987年03月頃
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購入場所
ケーヨーデイツー
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