中華PCのレビューが続きます。こんどはBeelink製の手のひらサイズ大のTV BOX風mini PC、Beelink BT3のレビューです。
このPCは、CPUがAtom X5-Z8300, RAM 2GB, ストレージがeMMCの60GB(Cドライブ40GB + Dドライブ20GB)です。
CPUはローエンドなのでゲーム向きではありませんが、USBポートが(USB3.0 ×1、USB2.0×2)合計で3ポート、GigaBit対応の有線LAN、SDカードスロットもあるので拡張性はそこそこあります。また音声出力もあるので、僕が使用しているプロジェクター(EMP-TW600)との HDMI音声問題も起きません。
インストールされているOSはWindows10 Home 32bitです。日本語化も可能です。
またBeelink社からは64bit版のBIOSとWindows10のisoイメージが配布されています。
ただし64bit版への切り替えには注意が必要で、プロダクトIDがBIOSに埋め込まれていないようなので、元のプロダクトIDを記録しておかないと未認証状態になってしまうようです。
Beeink社にはフォーラムがあり、Beelink BT3の話題もあります。そこで時折気になる話題が出ています。そればBT3の突然死問題です。突然死のすべての原因を知ることはできませんが、疑われているのが放熱問題です。
BT3はファンレス設計となっており、内部ではそれなりに放熱対策がされているようです。ただケースは樹脂製で、それほど放熱がよさそうには見えません。海外ではケースに穴をあけてファンを取り付ける人もいましたが、それではせっかくのファンレスのメリットがなくなってしまいます。
そこで僕は夏場の連続使用などの厳しい条件の時にはBT3の上に巨大ヒートシンクを乗ることにしました。
これでCPUの最高温度が5℃ほどさがっており、また負荷をかけた時の温度上昇も緩やかになりました。ヒートシンクを乗せる前は、夏場の冷房のない部屋で動作させているといつの間にか電源が落ちていることがあったのですが、それもなくなりました。
Atom 搭載のTV BOXタイプのmini PCは、ファンを搭載しない限りBT3に限らず放熱問題は避けて通れないのではないかとおもいます。PCの故障防止のためにもこんな本格的なヒートシンクでなくてもなんらかの放熱対策をしてあげたほうが良いと思いいます。
Creators Update後にWifiが使えなくなる問題があります。(2017/08/10追記)
いまさらな情報ですが、Creators Update後にWifiが使用できなくなります。
Broadcom? ??? Wireless SDIO Adapterとかなんとかいうデバイスが使用できない状態になりますが、ドライバの再インストールで使えるようになります。
Update前にドライバのバックアップを取っておくか、Beelinkのフォーラムで示されているドライバファイル(ドライバ集のようなファイルなので130MB前後のファイルサイズがあります)をダウンロードして、wifiのドライバのみインストールします。
この問題は他のメーカー製のPCでも発生するものがあるようです。
小型でファンレス。動画再生も問題ありません。
小型でファンレスというのが決め手で購入したので、目的に完全にマッチしています。
欲を言えばRAMは4GBあれば文句なしでした。
FullHD動画再生も普通に見ている分には問題ありません。
ロゴのデザインが気に入っています。
普段はラックの隙間に押し込んでいるので本体を目にすることはあまりありませんが、デザイン的には結構気に入っています。
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購入金額
18,000円
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購入日
2016年頃
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購入場所
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