開封動画
端的なドローンの性能としては、同時期に発売されたDJI MavicPro(以後Mavic)と比較すると世代の違いを感じるほど違います。管理するコンソールや安全設計についても同様です。ドローンとしては、はっきりいえばひと世代古いです。
ホバーリング比較
ただ、逆に言えばMavicやPhantom4Proなどの性能が良すぎるとも言えます。
最初にKarmaはドローンなのか?いや、だがしかし!という部分について
Karmaはドローンなのか?いや、だがしかし!
テストフライト
ドローンとして比較するとどうしてもという部分が多いのですが、Karmaは個人的には少し違う気がします。誤解を恐れずにいうのであれば、KarmaはあくまでGoProHERO5Black(以後HERO5)のオプションパーツです。
海深く潜るためのハウジング、車につけるマウント、据え置きにするトライポッド、安定させるKarmaGrip、空を飛ぶKarmaといった感じで、カメラ本体より高い高価なオプションパーツとして捉えるべきかと・・・・
なので、端的に空撮だけを楽しむのではなく、HERO5をもってそとでアクティビティを楽しむ
その記録方法の1つとして、空撮があり、空撮だけがメインではなく、HERO5をKarmaGripに装着して、人を間近で撮影したり、走り回ったり、HERO5単体で、深さ10mの海にもぐったり、それらは全て音声付きで、同じレンズ(HERO5)で撮影されている
KarmaGripテスト
KarmaGripとその他スタビライザー比較
このことから、操縦者は必ずしも空撮専門家ではないってところにポイントが置かれているかと思います。そのため、インターフェイスも情報をできるだけシンプルに少なくなっています。
例えば、MavicなどのDJIシリーズであれば、GPSをキャッチしている個数がリアルタイムで表示されますが、Karmaにはそれがない(以後のアップデートで表示されるかもしれませんが・・・)、あるのはフライト前にGPS情報がナンパーセント受信できているか?100%になったらGPS情報は表示されないって感じです。
それらはドローンパイロットとしては重要かもしれませんが、外でアクティビティを楽しむユーザーにとってはどうてもいいこと、GPS情報が取得できていて、安全に飛べるのならリアルタイムの情報などはあまり重要視しないかと
以上から、KarmaはあくまでウェアラブルカメラHERO5をもって出かける際のオプションパーツと考えるならば、それはとても魅力的なセットです。HERO5単体で、水中(水深10mまで)とその他のシーンで約1時間ほど、KarmaGripとの組み合わせで、ブレの少ない安定した映像を1時間30分ほど、Karmaで空撮を15分、合計3時間弱の撮影ができるオールランドパッケージであると同時に同じカメラで撮影するため、編集時のシーンによる映像クオリティの差がないといのは空撮時間15分の短さや、Mavicなどと比べて性能が低い点を補うにあまる内容かと思います。
私は空撮だけがしたいのだ!というのであれば、Mavicをお勧めします。
ただ、私は空撮も!も!したい、外で遊びを残したいというのであれば、Karmaはチョイスにあたいするものかと思います。
やはり・・・
さて、最後にドローンの性能について
本体は同価格帯空撮ドローンのなかでは最大級としっていい大きさです。ただ薄い事と折りたためる分その印象はないのですが、実際に飛ばしてみると斜めになった状態で迫って来るKarmaはかなりの迫力があります。
外部センサーを持たないため、機体の制御は内部のジャイロなどとGPSによるもので、どうしても風がある場合や高速移動などをしているとドリフトやずれが発生します。スピードに乗った状態からの急停止などではドローン本体が軽く沈み混むので、高度が少し下がるので、ドリフトと合わせて機体のスピードと癖に慣れておく必要があります。
リターンホームや自動着陸は自分が指示した場合はいいですが、バッテリー低下時の強制的に発生した場合は、音声とアラート表示がでて、こちらの承認なく有無を言わせずスタートするので注意が必要です。
送信機の映像伝送ですが、これはとても弱く、映像は100m前後で場合によっては遅延やコマ落ちが発生します。300m程度の目視ギリギリでは、ほぼコマ落ち状態になってしまうので、目視外飛行は事実上無理に近いです。最初に述べたKarmaの意味を考えれば、さほど重要ではなく目視範疇でとべれば十分ではあるので、よしですが、性能としてはアウトです。
ノーマルモードでは最大スピードが30Km/hオーバーで、スポーツモードで50Km/hちょい出ます。
パワーはあるので、本体が大きい割にはスピードは安定して出ます。
映像と機能確認
撮影機能としては、映像解析をして、人を追随はできず、GPS情報を追いかけるもできません
オビット(1点を中心に円を描く)など、本体GPS機能を使用したものと、端的なドローン動作の上昇しながらバックのドロニーが機能として存在します。
あと、一つの目玉だった送信機にスマートフォンなどを接続して撮影映像をリアルタイムで見る機能はいまのところ日本では未対応です。電波の問題なのか、対応の遅れなのかは不明ですが、メーカーサイトではできるとなっているので、なんとかしてほしいところです。
映像としてきになるのは、ジンバルの揺れです。少しプルプルなるシーンがあるのが気になりますね
その他としては、よくも悪くもGoProの映像です。
HERO4とHERO5比較
その他のドローンとの比較
空撮だけじゃない!
MavicやPhantom4Pro、Spark、Bebop2などいろいろありますが、面白いコンセプトのドローンでありHERO5で一連の撮影ができるのは代え難く、GoProならではの使い方あり、いくら性能が上のMavicがあっても使うシーンはあるドローンセットかと思います。空撮だけをするなら、もう一度、熟慮をして、できればMavic
空撮もしたいのであれば、選択肢としてはありかとおもいます。
空撮テスト
-
購入金額
162,000円
-
購入日
2017年07月09日
-
購入場所
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。