SENNHEISERのHD 650といえば言わずと知れた名作ヘッドフォン。
HD 660にモデルチェンジしましたが、未だに根強い人気があり、HD 650も併売されています。
HD 650ですが、新品だと6万円前後、といったところでしょうか。
MassDropのオリジナルモデルとして販売されているHD 6XXですが、ユニットや構造はほぼHD 650と同様で、唯一の違いは仕上げが塗装ではなくプラスチック無垢になっているので、かなり安っぽく見える、という点。
しかし、音質はHD 650と変わりないと思います。
通常価格は$240、レビューを書いている今は1ドル135円(!)ですので、32,400円です。
これに送料が$15、場合によって関税が1,800円かかりますので、全部合算すると約36,000円。
ヨドバシではHD 650が7万円ですので、半額で買えると考えるとかなりお得かと。
少し前は$199で、しかも1ドル120円くらいでしたから、送料加えても26,000円くらいで買えた訳ですか…そう考えると超お買い得ですね。
見た目はプラスティッキーというか、そのまんまなので、安っぽいです。
モールドも若干甘い気がするような。
でも、ユニットはHD 650と同一なので、音質も同一。
見た目では無いのです。
我が家では、HIFIMAN ANANDAやBeyerdynamic DT 1990 PRO、AKG 812などとの比較になってしまうので分が悪いところはありますが…。
音の傾向としては、高域も主張しすぎず、とにかく聴きやすい、中域にかけての柔らかさが気持ちよいヘッドフォンです。
高解像度で高域ガンガンなDT 1990 PROやANANDAと比べると、やはり時代的な古さというか、音作りの方向が違うので超!!ハ!イ!レ!ゾ!みたいな新鮮味はありません。
けれど、だからといって音が悪いのではなく、とにかく疲れずに聴き続けられるのはHD 6XXの最大のメリットかと。
ただ、標準付属のケーブルだとかなりモッサリな感じなので、小柳出のHPC-62HDX Silver/1.3にリケーブルしています。
今はなきPC-OCC導体を使ったケーブルで、ハイスピードさが売りな感じです。
HD 650の方向性とは異なるケーブルですが、我が家の競合たちと比べると、良い組み合わせだと思っています。
ただ、ケーブルのシールドが堅いので、タッチノイズが盛大に乗るのだけがデメリットですね…
入手がしづらいHD 650とは違い、まだ販売が続いているモデルですし、塗装が剥げるということもないので、気軽にガンガン使えるヘッドフォンとして、とても便利だと思います。
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購入金額
0円
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購入日
2022年06月24日
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購入場所
jive9821さん
2022/06/24
イヤーパッドとヘッドバンドも別物でした。ケーブルも形状
だけではなく質が落ちるようです。
これらをHD650から移植すると、音質や装着感もほぼ同等と
なります。ちなみにより安く売られているHD58x Jubileeは
廉価版HD660Sというイメージですね。
ちょもさん
2022/06/25
あまり良さそうなケーブルではないので、早々にリケーブルしてしまいました。