レビューメディア「ジグソー」

BMWを正規ディーラー以外で整備する場合に 利用しやすい指定オイル

BMW正規ディーラーでは、純正オイルとしてオリジナルブランドのそれが用意されています

 

STD仕様として   5W-30

プレミアムとして  0W-30

Mシリーズ用に   NAエンジン用に10W-60 ターボエンジン用に0W-40

 

昭和生まれの車好きとしては、なぜNAエンジン用に より広範囲の温度保証が必要なのか

ですよね

 

それに化学合成油とはいえ、オイル交換インターバルは25,000キロ?

新車1000キロ点検時にもオイル交換なし? 

ほんとに大丈夫なの?

 

更新: 2017/06/04
総評

5年前に納車された1.6リットル4気筒ターボエンジン仕様のBMW116i

未だ23000キロに満たない走行距離ですが、新車から現在に至るまでエンジンオイル交換は

今月のそれで2回目なんです

 

新車購入時に63,000円を支払って加入した3年間のサービスインクルーシブ。

車載PCが指定する点検時期に応じて、ほぼ全ての消耗品油脂類が無償で提供されます。

しかし3年後の車検時においても15,000キロほどしかマイレージが伸びませんでした。

このケースでは3年間で必要なオイル交換(フィルター含む)は一度だけ。

 

過去に愛用していた日本車でもイタリア車でも、どんなに距離が増えなくても1年毎にオイル交換は行っておりましたし、オイル量の減少に伴う追加もありました。

多くの場合 オイルを替えると アイドリングを含むエンジン音の低下を感じることができました。

 

でも

時速100キロ走行時に1750回転を維持する8ATトルクコンバーターと低圧ターボエンジンは

オイル量の低下も招かないようです

ディップスティックで時々オイル量のチェックを行っておりましたが、全く問題なし

また

オイル交換後にアイドリングの音量音質の変化もありません

 

オイルの状態はキャップの裏側でも判断出来ることがあります。 もしもドロリとしたモノが付着していたら、それはオイルに混じった水分がスラッジとして存在している証拠です

化学合成油では あまり見られない症状ですが 鉱物油をお使いの方は チェックポイントとして覚えておいて損はないですよ。

 

車載PCや取説が言う交換インターバル25,000キロは、車載PCが記録する使用者の利用方法・環境によって少ない方向に再計算されるようですが

2年毎の車検インターバル内に2万キロを越えない利用方法であれば

車検ごとにオイル交換をすれば それで充分だと思われます。

 

私はそうしましたし、これからもその予定です。

 

 

3年目初回車検は正規ディーラーで行いました

その時はサービスインクルーシブの最後に当たりますので、基本料金以外は支払っておりません

ざっと10万円弱だったと覚えております。

 

今回は既にその権利は消失しておりますので、予てから付き合いがある地元の修理工場に依頼

オイルはエンジンオイルキャップにもリコメンドと記載されているカストロールエッジを選択

 

粘度指数は余裕を見て5W-40を選択 1リットルあたり1400円が請求されてます

 

 

 

 

これはまだ走行が一万キロに満たない時期に時速100キロを目安に走行した時の燃費情報

20.7キロを記録してます

 

このときの巡航速度は100キロを越えています 燃費は18.2キロを記録

 

カストロールに変更してからの燃費情報 気温や路面状況・勾配などは全く異なるので実験結果として提供できるものではありませんが

数%の低下が認められます

 

同種の車をお持ちの方でなければ わかりづらい情報なのですが

ある日の燃費情報が18.2キロに過ぎない時に

 

 

 

エンジン制御をエコプロに指定した時に出る 何キロ余分に走れているかを示す青い数字

それが100を越えたのは後にも先にもこの時だけなんです

なんと111! でも この時の燃費情報は18.2キロ

独りよがりでわかりづらい情報を書いておりますが カストロールでも20に迫る燃費は記録できますが エコプロで100を超える数字は出ません

やはり燃費を考えるとBMW正規ディーラーが用意する0W-30が有利なのかもしれません

でもディラーでオイル交換すると高額な料金が請求されるので、よく考えないとね。

とにかくBMWを正規ディーラーで点検修理車検に出さないユーザーなら

カストロール シェル モービル1 各メーカーが本社から指定を受けているので

純正オイルに拘る必要はないと思います それをお伝えしたくて書きました。

 

因みに街の修理工場で受けた車検代金は 諸費用強制保険全て込みで9万円代でした。

ぜんぜん壊れないし ハイオク指定ですが燃費も良いし 維持費も安いし 長距離ドライブでも疲れないし

良い車です。

  • 購入金額

    1,400円

  • 購入日

    2017年05月頃

  • 購入場所

    街の修理工場

17人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (8)

  • いぐなっちさん

    2017/06/05

    先日、フォルクスワーゲンで本当にカタログ通りのサイクルで大丈夫か聞いてみたら、大丈夫と断言されました。
    むしろディーラー以外でのオイル交換により、非純正のオイルが混ざると問題が起きるそうです。

    BMWはわかりませんが、ベンツとワーゲンはカストロールのかなりグレードの高いオイルが純正品だそうです。
  • フェレンギさん

    2017/06/05

    聞きかじりですが
    欧州車の多くは、鍛造のクランクシャフトが使われており、鋳造品が使われている日本車に比べると金属粉の混入が少ないらしいです。
    しかし、それが理由ならドイツ車より頑強であると言われるイタリア車のオイル交換頻度が短めに設定されていることの説明がつきません。
    指定油脂の品質や、エンジン自体の密封性、温度管理も影響しているでしょうが
    ドイツは他国に比べて強い環境保護意識が、各メーカーに交換頻度の長さを実現させたのだと思います。

    私は自分がこの車を所有するであろう10〜15年の間に、どんなに乗っても10万キロに届かないだろうと考えました。 まずメーカー・ディーラーが指定するインターバルでオイル交換を行い、自分の感覚(音・吹け上がり)で判断しようと考えました。

    これまで乗ってきた日本車・イタリア車とは全く異なる印象を得ました。
    交換前と後で、その違いに気付けないのです。
    そしてオイル量の減少もありません。

    オイルキャップにはカストロールのマークが刻印されておりますが
    日本の正規ディーラーではオリジナルオイルが使われています。
    本国では粘度指数や品質表示を伴えば広いメーカーが指定を受けているようです。

    今回はカストロールを使いましたが、2年後はワコーズを使うと思います。
  • くろぱんださん

    2017/06/06

    「オイル交換の頻度は、距離でも期間でもない、どれだけエンジンを回したか、だ」と言う言葉を信じ続けている、昭和脳のくろぱんだです。

    やはり燃費のみを考えれば、低粘度オイルが有利のようですね。とはいえ、2年・25000㎞の交換サイクルでOKの技術進化に驚きです。しかもエンジンの吹け上がりも気づけないぐらいとか、汚れない・減らないなんて、そのうちオイル無交換OKになりそうで怖いです。環境にもお財布にも優しくなっている車業界に置いてけぼりになりそうです。
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