B350でVRMヒートシンクがあるOC常用も可能な廉価M/B
MSI B350M BAZOOKA
製品HP B350M-BAZOOKA
従姉妹の依頼で組みました。
用途はPhotoshop、SAI、軽いゲーム、ネット。
予算はPCのみで10万程と周辺機器含め合計12万でした。
Photoshopやゲームはインテルi5-7500がRyzen5-1500Xより若干の優位性がありましたが、
多重起動の優位、グラボは積む、自分が断然Ryzen推しでしたので1400か1500Xが候補に。
定格での使用も考えて1500Xに決定してからはコスパ重視でパーツ選定し下記となりました。
予算の兼ね合いで電源は自分のストックからのプレゼントです。
M/BはB350、mATX、メモリスロット4本、軽いOCも安心なVRMヒートシンクが付いていて安定してそうなMSIの製品にしてみました。
以上の条件ではASRock AB350M Pro4の次にお安く、MSIのM/Bは初です。
【構成】下記と23.6インチディスプレイ込で107,000円程
【CPU】 Ryzen 5 1500X Spire 3.5-3.7GHz/4C/8T/16MB
【CPUクーラー】 付属Spireクーラー
【マザーボード】 MSI B350M BAZOOKA
【メモリ】 Corsair CMK16GX4M2A2666C16 [DDR4 PC4-21300 8GB 2枚組]
【グラフィックボード】 玄人志向 GF-GTX1050-2GB/OC/SF [PCIExp 2GB]
【SSD】 WESTERN DIGITAL WD Green WDS240G1G0A 240GB
【HDD】 WD 2TB WD Blue WD20EZRZ/AFP 5400rpm 2年6ヶ月保証 (FFP)
【電源】 HEC WIN+ 700W HEC-700TE-2WX
【ケース】 クーラーマスター MasterBox Lite 3
【OS】 Windows10 Home Premium 64bit 日本語 DSP版
【安定性】
一度設定が決まってしまえば安定していました。
初期biosはバージョン1.1でポストまでに40秒程掛かっていましたがバージョン7A38v14にアップして15秒程になりました。
Tomahawkのユーザーが多く参考になる情報が多いのも有難かったです。
ASRock AB350M Pro4はbiosアップが特殊でBAZOOKAにしましたがUSBメモリで簡単にできます。
FAT32でフォーマットしたUSBメモリに解凍したbiosフォルダの中身のファイルをUSBメモリ直下に置き、リアのUSB2.0ポートに挿しBIOSからM-Flashを選択、biosファイルを指定実行するだけです。
VRMは4+2の6で4部分にヒートシンクがありますがOCで結構熱くなっていましたので3.85Ghzまでに留めておいたほうが良さそうです。
なるべくVRMに風の当たるクーラーかファンを使用したほうが良さそうです。
【互換性】
Corsair CMK16GX4M2A2666C16 はシングルランクとデュアルランクが混じっているようですが10.3kと安かったので使用。
メモリの設定がシビアで、普通に起動させると2133Mhzに。
AXPの2つ目の2666Mhzで最初はコケたので手動で設定を1.35V、タイミングを緩めてもダメ。
もう一度AXPの2つ目の2666Mhzで他を全てAUTOにしたらやっとほぼ安定しました。
biosバージョン7A38v14のおかげもあるかもです。
3200Mhzまで対応だが、これより上は試していませんが厳しいかも。
メモリ設定はポスト前に自動で5回試してダメだとデフォで通る設定に切り替わるので安心でした。
【拡張性】
SATA4つにM.2 port 1
USB3.1Rear4(Gen1, Type A)、フロント2( Gen1)
USB2.0(I/Oパネル)4、フロント4( Gen1)
PCI Express x16 Gen3 1、x1 2
DVI-D、HDMI、VGA 将来のAPUに対応しています。
と必要最低限だが用途からして十分です。
拡張性を求めるならAB350M Pro4がPCIe 2.0 x16、M.2、USB 3.0Type-C、VRM9フェーズなどあり上です。
【機能性】
廉価版とは言え久々の最新M/Bだけにファンコネクタ3ヶ所共5段階のファンコン
Mystic Light Synは他社製のRGB製品と同期を取り、すべてのLEDのコントロールをワンクリックで実現するらしい
オーディオはRealtek ALC892でAB350M Pro4と同じ、B350GT3のALC887より少し上位です。
LANはRealtek 8111H Gigabit LAN controller。
SATA4つのうち2つは横向きなので小さいケースは要注意です、mATXは全部上向きでも良い気がします。
エラー表示は無くLEDの点灯だけで、ボタン類もありません。
【設定項目】
OCできる廉価M/Bばかり使っていますので必要十分だと思います。
唯一、CPU電圧下げ調整してもOS起動時にはがっつり電圧かかってるモニター数値になっているのがよくわからない挙動でした。
組み上げ含むOSやソフトの設定まで2日しかなかったので検証時間足りずで、その設定が悪かったのかもしれません。
Ryzen Masterで調整すると設定が反映されて下がっていたので、biosがまだ対応不足の可能性もあります。
ただこのRyzen Masterは見やすいのですがCPU使用率が高くモニター使用は無理で設定後終了させる使い方が良さそうです。
どこかの神がK10statやK15tkのようなソフトを公開していただけるのを待っています!
【付属ソフトや付属品】
説明書は組込み用の最低限のものだけ
付属品もSATAケーブル2本とバックパネルのみ。
付属ソフトを使う予定は今の所ありませんがMSI GAMING LAN ManagerやRAMDiskとか使えそうなものもあり一通りありそうでした。
【OC、温度、消費電力】
1500XのXFRの仕様がわからないのですが基本1コア時は3.9Ghzまでブーストするようです。
これなら定格でゲーム以外のPhotoshopとかならi5-7500並になりそうで嬉しい誤算でした。
OCは時間がなかったので軽くやった程度ですが3.85GHzまではいけました。
3.9GHzからは壁がある感じでハズレ石の可能性もあります(^_^;)
3.8Ghzまでは十分常用できそうです。
細かなデータは従姉妹のPCの中に入れたままでしたのでいずれ追記します。
デフォの設定でOS立ち上がりで90W程、OCCT Linpackで110W弱、アイドル時43Wだったと思います。
CPU温度はデフォでOCCT PowerSupply最高74℃だと思ったが記憶が曖昧でこれも追記ですね。
A10-7850Kと比較するとスコアマルチ2.5倍シングル1.4倍、消費電力はアイドル時微増、ピーク時減少、温度はほぼ一緒な感じでした。
【総評】
見た目も廉価版にしては白黒のモノトーンでLEDも白で安っぽくなくて格好良いと思います。
拡張性は少なめなのでシンプルな構成にしたい人向けで、その分お安いので有り難いです。
軽いOCもVRMヒートシンクと設定項目のお陰で十分こなせ付属クーラーで3.6~3.8Ghzで常用できそうです。
初めてのMSIでしたがOC対応のB350なので必要最低限以上な項目はありますし、biosバージョン7A38v14にアップは必須で、ポスト時間短縮と安定度も増したのでオススメはできます。
1画面でハードウェアのステータス一覧が確認できると尚良しですがClick BIOS 5も慣れれば使いやすい部類です。
biosはまだ熟成されてなさそうでポスト時間とメモリの設定はもっと速くなりそうな感じですのでこれからにも期待します。
AB350M Pro4はbiosアップ方法に慣れてないと難ありなので対抗はB350GT3でしょうか?
1500円差程なのでどちらでも良さそうです。
RYZENでOC常用するmATXで良い選択肢の1つだと思います。
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購入金額
10,480円
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購入日
2017年05月17日
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購入場所
NTT-X
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