M.2型NVMeSSDの発熱問題で思った以上に注目を浴びたM.2SSD冷却グッズ。その中でも拡張基盤と専用ヒートシンクの組み合わせで高い冷却力とカッコイイビジュアルを持ったkryo M.2空冷型は一時期入荷すれば消えるようなペースで販売されていた。
で、その後継(それとも上位?)となるのがこのkryo M.2 evo。
冷却面での強化はSSD背面側にも専用のヒートシンクを持たせてその部分の基盤をくりぬき、背面側に張り出させるようになった事。両面実装型のSSDでも安心して冷やせる。
今のうちに書いておくと自分のSSDはXP941…x4帯域を使うもののNVMeではないという過渡期的なモデルなので発熱が控えめかつ温度取得ができないので温度面での検証はできません。
デザイン面ではヒートシンクと統一された基盤形状になり、オレンジ色のLEDがドカンと追加。
一方対応SSDの長さはM.2 2280のみとなっている。まあ2280以外のSSDは意図して買わない限り入手できないので気にならないが。
kryo m.2無印もそうだったが縦方向にSSDを配置するので一般的な変換基盤と比べるとかなり短い。
シールは剥がさないですむが自己責任&要微調整
パッケージは意外と大きくしっかりしている。
茶箱のコイツとはえらい違いだ。
まあ妙に余裕ある上げ底なんですが。
本体は既に組みあがった状態になっているので分解していく。結構パーツ数が多いので(マニュアルがあるとはいえ)順番は忘れないようにしよう。
この手のヒートシンクは両面テープで直接貼り付けたりしてSSD側の保証シールを傷めるものも多いのだが、これは拡張基盤型のメリットを生かしてネジで挟み込んで固定するようになっている。
付属の熱伝導シートも低粘着タイプ。
SSDはこういう配置。実はこれ順番を間違えていて、先に背面用ヒートシンクと熱伝導シートを基盤側にくっつけてからSSDをのせないとダメ。
こういうものを使う人は判っているかもしれないがSSD背面側実装品の量によってはSSD基盤が曲がったりするのでネジの締めすぎには注意。
XP941は背面に小さなチップが1個だけあるのだがこれがこれの背が高めで危うく曲げるとこだった。
表側も同じようにシートをのせて、半透明の樹脂枠を載せてヒートシンク本体をのせて背面からネジ止めすれば出来上がり。全体の重量は200g近くになるので結構ずっしり。
基盤が短いので直上にグラボがあっても影響は少ない。
カッコイイし光るぞ!
とにかくデザインがカッコイイ。
基盤はヒートシンクにあわせて曲面カットされているので統一感がある。ヒートシンクを載せたら見えない部分にもバッチリロゴが。
ヒートシンク以外の部分も曲面カットをつかっていてビジュアル面へのこだわりは拡張カード全体を見ても珍しいレベル。さすがMOD向け水冷も扱うメーカーといったところか。
SSDの文字の入ったロゴ部は透明基盤で背面のLEDで光る。
発光部分も綺麗にカットされた半透明樹脂を基盤上のLEDで照らすタイプなのでまんべんなく光る。
LEDのオンオフはスイッチで切り替えられるので光物が苦手な人も安心。
但しスイッチは位置的に装着後は操作不可。
またLEDは全体をアクセスランプにするモードもあり、それにすると激しく点滅するらしいのだが…NVMeではないXP941との相性なのか自分はオンだろうがアクセスランプモードだろうが常時点灯してしまう(そのせいか販売店のページにある基盤背面側のロゴはアクセスランプでLEDオフ時でも点滅するというのは自分では確認できなかった)。
ブラケットはシルバーでハニカム構造の通気口がある。個人的には黒のブラケットだと嬉しかったがまあ塗れってことだろう。
こちら側にもガンガンにLEDが実装されているのでLEDオン時はPCの背面がピカーっと。
LED剥き出しというわけではないが輝度はなかなかのもので…
アクリル彫刻パネルのロゴを照らせるレベル。これカメラで調整しているが昼間だぞ。
こちらは夕方に他のLEDも同じオレンジ系で揃えたもの。
圧倒的輝度のNZXT HUE+は輝度を下げているがそれ以外のRiingやマザーオンボードLEDには明らかに勝てる明るさだ。
冷却面の検証はできていないが、まあこの構造で冷えないってことはないだろうというレベルでしっかり両面にヒートシンクが付くので周囲のエアフローさえあればそちらの効果もかなり期待できるのでは。一応自分のSSDでも両面ともほんのり温かくなっているので確実に熱は伝わっている。
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購入金額
4,514円
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購入日
2017年05月12日
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購入場所
Oliospec
アイヴァーンさん
2017/05/13
下小川さん
2017/05/13