所持する音楽データに対する私利私欲...イヤ私情私見あふれるコメント、音楽の杜。こういった分野のものは「好み」ですし、優劣を付けるのもそぐわない気がしますので、満足度の☆はあくまで私的な思い入れです。ここ近年は「打ち込み」と呼ばれるコンピューター演奏のバックトラックもかなり精度が上がってきて、一聴しただけではどちらか判別しづらいような出来のものまであります。王道的には打ち込みはより人の演奏に近くなるような形を目指して技術(デバイスと入力両方)が進歩してきましたが、その過程で打ち込みならではの抑揚のなさと人声の表情のギャップを楽しむ?曲も出てきました。そんな人声によって表情が豊かとなった曲をご紹介します。
hiro。小学生時代に、一世を風靡したポップグループSPEEDのツインヴォーカルの片割れとしてデビューし、一時期の解散を挟んでの再結成でも変わらずフロントを勤めた。最近だいぶ活動のペースが落ちていて、ここ数年はtwitterでのつぶやき以外はほとんど表に出てこないが、かつては、グループ在籍中も休止中も、最も音楽フィールドでのソロ活動に熱心だったメンツでもある。
ソロ活動後期は本名(出生名)の島袋寛子で活動していたが、初期はSPEEDの中での呼称、「hiro」として活動。そしてこの頃の曲にやはり「ラシイ」のが多い。
“Confession”は彼女の5枚目のシングルでタイミング的にはSPEED一時解散中の作品。そのためか、ダンスチューンが多かったSPEEDテイストを補うように?、比較的SPEEDに近い路線の曲が収められた。
「Confession」。かなりSPEEDっぽい曲だが、意外なことに曲を提供した葉山拓亮はSPEEDにはほとんど曲を提供していない(アルバム曲1曲か?)。hiroの特徴的な高音域をあまり抑揚なく使い続けるサビメロで、Bメロの転調が印象的。打ち込みで淡々と進むバックと♪いつか永遠の意味/それを知るのなら/他の誰でもないあなたと/捜しだせたらそれだけでいいよ/隠せないこの想いうけとめて♪という想い溢れる歌詞との差が印象的。
続く「Next Stage」は静かにハード??曲調としては駆け回るシーケンスパターンに4つ打ちのバスドラ、派手なシンバル風SEと派手目だが、リズムがオフる部分があり、あんまりヘヴィな感じはしない独特の味わいの曲。一時期のアムロちゃんによくあった系統かな...
「Confession(M-Control Mix) 」は表題曲のリミックス。リミキサーはTa from MAJI NA DAMU。スピードがやや速められ、Aメロのバックトラックが平坦に、ラップ調のイメージを受けるリミックスに。緊迫感あるイントロやブリッジのループなどで、こいつは!?と期待させたが...サビがあかんorz。元曲のイメージがそこだけモロで(しかも速回し)、なんか出来の悪いコラージュみたい。これはノれなかったなぁ。
hiroって高音域が良く伸びることは識られていると思うけれど、この曲を聴くと(特に4、5曲目のカラオケと聴き比べると)歌上手いのが良く判る。
そんな機械と人の差を感じた作品でした。
【収録曲】
1. Confession
2. Next Stage
3. Confession(M-Control Mix)
4. Confession (Instrumental)
5. Next Stage (Instrumental)
「Confession」
SPEEDに近いことを一人でヤるのはキツイ
SPEEDに似た曲調なので、独りではパワーが...
曲自体は安定路線なのだけれど。
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購入金額
1,050円
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購入日
2001年頃
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購入場所
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