レビューメディア「ジグソー」

ROGシリーズでは、かなり尖がったOC特化型マザー

ASUS・ROGスキーな私がOCに興味を抱くとこうなった!

 

 

ずっと、やってみたかったパソコンの使い方。それはOC専用パソコンだ。

 

いつもなら「パソコンで何かしたい」ので使うパソコンが安定動作してくれないと気が気じゃない。だけどメイン・サブと2台体制となった今、ようやく3台目を「パソコン自体で遊ぶ」目的で組むことができた。

 

■3台目パソコン構成

CASE:STREACOM BC1 Open Benchtable (ベンチ台)

CPU:インテル Core i7-7700k@4.9GHz~

CPU COOLER:クライオリグ R1 Universal

M/B:エイスース Maximus IX APEX

MEM:ジースキル Trident Z RGB 16GB(DDR4-4266, 8GB*2枚)

GPU: Geforce GTX970

SSD:システム用(サムスン 960 EVO M.2 SSD 500GB)

PSU:コルセア AX1200i ※メインのを借りた

OS:Windows10 Pro 64bit

 

 

まだ真夏ではないので、あえて「空冷」でのOCを目指した。メイン・サブではずっと水冷で使っているため、ここらでひとつ変化をつけたかったのもある。

 

それにしても、ASRockに対抗したといわんばかりの変態仕様。ASUSでこんなにトンがったマザーはROGシリーズ使うようになって初めて見たかも。

 

 

マザーボード全体の写真を撮り損ねたので、ASUS公式サイトより拝借。そこらかしこに切り欠きが入った異形のマザーボードというのはお目にかかったことがなく、とても新鮮だった。

 

 

 

あと、E-ATXマザーにもかかわらず、メモリスロットが2枚までという点も凄い。ASUS公式でも、

「メモリスロットを2本に絞ってメモリ特性を向上したオーバークロッカー向けモデル」

と書かれているのはダテじゃなく、このマザーだけで動作保証しているメモリがあったりする。

 

 

 

その数少ないメモリの一つ、ASUS AURA Syncで発光するG.SkillのTrident Z RGBで最高速のDDR4-4266を載せている。セッティングがシビアだったがDDR4-4266で動作するので謳い文句は本物だ。

 

続いて、M.2 SSD。既に上の写真でもわかるように、DIMMの形をした基板にM.2 SSDが2枚までつけられる。よく、マザーボードとの隙間が狭くて熱がこもりやすくなるM.2 SSDの特徴をよく考えてある。メモリを2スロットまでに減らした替わりに、このようなM.2 SSD取付スペースを用意するのが、今までのASUSっぽくない、というか非常に自由な発想で作られていて、そのあたり好感が持てる。

 

「さあOCだ」

 

では、さっそくこのシステムを使って、CPUやメモリのオーバークロックをやろうと思ったのだが、私はいかんせんOC初心者。やっても、常用で使える程度のなまやさしいOCしかしていないので、ヘタすると壊しかねないようなチューニングを試みるのは初めてだ。

 

そこで、OCのお勉強のために、大阪で行われたドスパラ・ASUS主催のイベントに「OCコンテスト」なる企画があったので体験してきた。

 

 

マザーボードとCPUが同じものを使っているのと、いつもTwitterで交流している方にゲストでOCレクチャーをして頂いた事もあり、安心して試すことができた。

 

 

ただ、慣れない環境でビビったので4.91GHzでチューニングしてベンチマーク。チャレンジ後は暫定2位だったが、この後抜かれて結局ランク外となった。残念!

 

悔しかったので、家でリベンジ。Twitterでも色々とコツを教えてもらって挑戦した結果、スコアがだいぶ上がったので満足(たぶんメモリのおかげだと思う)

 

 

現在、メモリをDDR4-4133の4.9GHzで安定動作が一番いい感じ。DDR4-3200あたりまで落とすと5.0GHzでもベンチが通る状態だ。極冷ってわけじゃないので突拍子もないチューニングでもない限り、壊すことはないと思うけど、ちょくちょくOSが落ちるのでWindowsには優しくないだろうな。

 

長年パソコンに触れてきているのに、今までパソコン自体で遊んだことがなかった。限界に挑むかどうかはまだまだ先として、これから先人のノウハウを吸収しながらOC道に進んでいこうと思っている。Kabylakeの次の姿も見え始めているし、Ryzenも今後が楽しみだし、ここ数年はGPUばかりに興味を持っていたが、CPUやメモリといったパーツに注目するようになったのは私にとってもいい刺激になっている。

 

見た目にも、やってることもド派手な「Maximus IX APEX」は、軽くOCした時でも挙動がわかりやすくて、初心者でも安心して遊ぶことが出来る。もちろん上級者にとってもそれは同じことだろう。それだけASUSがホンキを出した製品ではないだろうか。

 

これから「Maximus IX APEX」を使ってOCで遊び倒そう(退役したらケースに入れてあげよう)

更新: 2017/04/22
使用感

よくひかる

OC特化型マザーボードなのによく光る。

 

 

 

マザーボードのオモテ・ウラだけでなく、M.2 SSD DIMMスロット基板にもLEDが付いているのでOCと関係ないんじゃない?と思っても容赦なく光る。わざわざメモリをRGB発光タイプにしなくても眩しすぎるほどだ。けどこれくらい光ってくれる方がOCやりながら気持ちが昂ってきて良い。

 

 

それでも「OC中は邪魔」という人のためにマザーボード上でLEDをOFFにするジャンパーがある。そのあたりの柔軟さもあるところが流石ASUSだ。

 

更新: 2017/04/22
取り付け方法

メモリとCPUクーラーのファンとの干渉は・・・あります!

E-ATXでメモリが2スロット、という環境だからCPUファンとメモリの干渉は全く問題ないかな~と思っていたが、これが結構シビア。M.2 DIMMスロットがついているので実際は4スロットものと同じような寸法で、背の高いメモリを挿す場合は注意が必要だ。

 

 

今回使用しているCPUクーラー(R1 Universal)だとメモリ側のファンが薄型になっているもののギリギリアウト!!といった感じだ。なので油断しないで使っているCPUクーラーがメモリと干渉しないかきちんと調べておく必要はある。今はファンを限界まで引っ張り上げて干渉を最小限にしつつ強引に使っている。

  • 購入金額

    40,735円

  • 購入日

    2017年03月23日

  • 購入場所

    PCワンズ

21人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (4)

  • hidechanさん

    2017/04/22

    M9FにもAPEXの背面LEDが欲しかったな~
    G3258では攻めすぎてCPUをぶっ壊しましたが、そのおかげで何となく壊れる予兆的なものが感じられるようになりましたので、ポン酢さんもぶっ壊してもいいCPUで一度ぶっ壊してみては(*´▽`*)
  • ポン酢レッサさん

    2017/04/22

    hidechanさん

    極冷だと養生してベタ置きなんでしょうが、私のようなライトOCerだとベンチ台運用なので背面LEDは良い感じに効果出てますね、M9Fはガッチガチアーマーなので仕方ないですね(´・ω・`)

    壊れても良い覚悟で買ったものの、やっぱり怖いですw まずは基本をしっかり学習してから冷房ガンガン掛ける夏ごろにいっちょカマしてみようと思います。あとはASUSがちゃんと続編出してくれるかを期待したいです。何やらCoffeeの影が忍び寄ってきてるそうですし。
  • hidechanさん

    2017/04/24

    CoffeeはZ270で動くんでしょうかね~
    折角更新したのに半年で次とか早すぎる><
    今回は殻割らなかったから新しく出てもすぐ売っぱらって更新できるから、マシですがw
    APEXみたいなシリーズは続いてくれると面白いですね
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