私が『岩手県民のソウルフード』と勝手に呼んで、愛してやまない福田パンのあんバターサンド。

岩手県では大抵のスーパーやドラッグストア、コンビニなどで簡単に手に入れることができるが、それ以外の県ではなかなか入手できない。ある意味レア物なのかもしれない。

パッケージから見える通り、パッと見はタダのコッペパン。

名前の通り、半分に切ったコッペパンにあんことバターが挟んである。

パンを半分に割ると……

名前の通りの断面！

切る前の状態ならタダのコッペパンなので、普通に食べられる人も多いだろう。

ただ、輪切りにしてこの断面を見たら、食べるのをためらう人もいるのではないだろうか。

あんことバターを合わせた味、と言われてもあまり想像できないかもしれないが、これがなかなかに美味しい。

あんこはこしあんで、甘さは控えめ。

細かく濾されてないので少しザラザラしているが、舌触りも悪くない。

こしあん好きの私には丁度いいぐらいだ。

バターの方はというと、マーガリンとバターが混ざっている。

昔はバターだけだった気もするが、最近バターが高いからだろうか。

マーガリン強めなので結構ジャンクな味がする。

このバターが割と腹に溜まるので、人によっては半分くらいで飽きてしまうかもしれない。

個人的には、これくらいがちょうどいいのだが。

前述した通り、あんこもバターもパンも腹に溜まるので、これ1つで小腹が埋まる。

お昼ご飯に、コーヒーと一緒に食べるとちょうどいいくらいだ。

味に飽きも来ないし、量もちょうどいいしでかなり満足する。

1つ138円(税込)なのでお財布も満足。

お昼ご飯や夜食にちょうどいいボリューム感とコスパ。

少しジャンクな味も癖になる。

一つだけ残念な事があるとすれば、結構売り切れていることがあることだろうか。

人気商品なので、他の味が山ほど残っているのに、あんバターだけ売り切れていることがよくあって、買いに行ったのに売り切れていた時は結構悲しい気分になってしまう……

今まで知らなかった人は、名前や断面から食べるのを少しためらわれるかもしれない。

だが、思い切って頬張るとその味の虜になることはうけあいだ。

もしあんバターが嫌……という方には、結構いろんな味のバリエーションがあるので他の味を試してみるのもオススメだ。

また、盛岡市内にある福田パンの本店に行くと、コッペパンに挟む中身を自分で選ぶことが出来る。

これもかなりのバリエーションがあるので、頼む時はかなり迷ってしまう。

ただ、ものすごく混む。

平日でもかなり長い行列が出来るので、並んでいる間に味を選ぶ事をオススメする。

それと、駐車場がすぐ埋まってしまうので、できれば徒歩か自転車、バイクで訪れるといいだろう。

とにかく、これが結構美味しいので岩手県に来た際は是非食べて貰いたい一品だ。