何やら懐かしいレイアウトの電源ユニット。
底面に10cmの吸気ファン。
後方に8cmの排気ファン。
このビジュアルを見るとどう見ても12cm静音電源が普及する前の物体だが正真正銘2016年発売の電源ユニット。80PLUS認証もGOLDだ。
ケーブルは当然直付け。さすがにケーブル構成が古臭いとかそういうことはないので安心。SATAは6、大4pinは4、小4pinも1つある。PCIexpressは8pin*2。ケーブルは全てメッシュ処理されている。
12Vは1系統なのも今風。
側面はがっつりGOLDアピール。
また面白いのが背面のツマミ。ファンの回転数モードを変更できる。説明書によると「自動制御モード(静音)」「自動制御モード(冷却重視)」「全力」の3段階らしいがツマミは無段階で回る。
自分の環境が低負荷だったせいか8割~最大あたり以外は回転数の変化が見られなかったが、その間は無段階に回転数が変化したので恐らくある程度自由は利くようになっていそう。
ちなみにパッケージ内容は保護材を兼ねたきんちゃく袋とロゴ入りケーブルタイのみでシンプル。箱も小さ目。
正直今の目で見ると動作音大き目
公式サイトの回転数グラフは1000rpm/800rpm程度になっているので10cmのほうが回転数低いんだと思っていたがどう聞いても10cmファンが1000rpm相当の音を出している。
めちゃくちゃうるさいというわけではないがIntelリテールクーラーの低負荷時よりは確実にうるさい。12cmファンの電源が主流になったのがわかる。
ファン回転数制御機能があるのだからもう少し下限を下げてくれてもよかったんじゃないだろうか。
…あと回転数以前に軸音も大きく感じるのだが…。
ただ14cmファンをぶん回すコイツよりは静か。
電源部から確実に排気したいならアリ
吸気部が狭かったり負圧が強いケースでも確実に電源を冷やし排気してくれるというのは他の電源には無い武器。恐らく温度が上がりやすい条件下でも電源ユニット自体の温度上昇を抑えてくれそう。
それこそ最近はセミファンレスで全くケース内のエアフローに参加しない電源もいるのだから、ケースのレイアウト的に電源で排気するしかないPCにとってはこの確実な冷却力は貴重な存在…まあ最近のケースじゃほぼ気にならないよねHAHAHA!
性能面はしっかりGOLDで手持ちのBRONZE電源より低い消費電力を出しているが…
60~150W程度という低消費なPCではAYAKAZE300より最大5Wほど大きい値が出ている。まあこれAYAKAZEが低消費電力帯において異常なレベルで高効率の数値たたきだすせいなんですけどね。
さすがにAYAKAZEも購入から丸6年、しかもその間フル稼働だったので予防的な交換。
ごらんのとおり古いVAIOを改造したPCなので排気が電源ユニット(と追加のスロットクーラー)しかないし、電源部の熱が上がりやすい。今回の電源は排気力が高そうなので異音が出ていたスロットクーラーを撤去。AYAKAZEに比べると電源ユニット自体の音は大きくなったがスロットクーラーが無くなったので音は大差なし。
うわー背面が余計レトロに…
繰り返しになるがこういう電源の排気が重要なパターンや電源ユニット自体の冷却に気を付けたい環境以外だと単なるうるさい電源になってしまう(その上500WのGOLDで12000円なので高い部類)ので普通は選ぶ必要のない製品だ。
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購入金額
11,980円
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購入日
2017年03月08日
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購入場所
Tsukumo ex
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