先日パシフィコ横浜で開催されていたカメラ・写真用品の展示会であるCP+2017に出向いた際に、カメラアクセサリーアウトレット市で東芝が直接販売ブースを用意してメモリーカード類を特売していました。
本当はmicroSDの32GB~128GB辺りのものが安ければ欲しいと思っていたのですが、生憎その辺りの製品は出ておらず、SDHC/SDXCメモリーカードも付加機能により価格が高めのものが多かったため、買い得感が最も高かったCFメモリーカードを買ってきました。私が持っている一眼デジカメはミラーレスを除きCF専用機ばかりですから、CFはまだまだ使うメディアなのです。
この製品の公称速度である、Read 160MB/s、Write 150MB/sという値は現時点でCFとしては最高レベルの速度であり、はっきり言ってしまえばカメラの性能に対してはかなりオーバースペックとも思えるものです。高性能なボディーを使っていませんので、最大速度で連写してもここまでの速度は発揮されないでしょう。
メーカーの直販であるだけに、さすがに日本語の取扱説明書が添付されています。中身は並行輸入でも変わらないと思いますが…。
公称値には届かないものの高水準
それでは早速いつも通りベンチマークテストを実行してみましょう。なお、今回は後述の理由によりメモリーカードリーダー/ライターには、以前使っていたiBUFFALO BSCR09U3WHを使います。
接続先はASUS P6X58D-EのUSB3.0端子となります。
▲Crystal Disk Mark Nano Pico Edition
大まかな傾向でいってしまうと、シーケンシャル速度では、読み出し時で公称値の1割減、書き込み時で3割減というところです。特に書き込み側での公称値との乖離は少々気になるところです。
とはいえ、ここで出ている速度自体は十分に高速と評して良いものであり、国内正規品を格安に買っているということを加味すれば文句ない結果です。
そして、何故普段SD Memory製品を中心にベンチマーク測定用に使っているiBUFFALO BSCR20TU3を使わなかったのかといえば、これが原因です。
▲Crystal Disk Mark 5.1.0 (BSCR20TU3利用時)
シーケンシャルリードの値がとにかく伸びないのです。ランダムは素晴らしい結果ですし、書き込み側はBSCR09U3WHの値と比べても全く遜色はありません。シーケンシャルリードだけが極端に落ち込むため、値がどうしても地味なものとなってしまうので、急遽旧型を掘り起こしてきたというわけです。逆にランダムリード(4KB)はというと、BSCR09U3WHの値の2倍以上を叩き出していて素晴らしいのです。
コストパフォーマンスは素晴らしいものですし、環境さえ整っていれば素晴らしい速度性能を発揮してくれるのは間違いないと思うのですが、カードリーダー・ライターを替えただけでここまで値が変わってしまうという点はどうしても引っかかります。
勿論使っていて問題は感じられませんし、たまたまベンチマークとの相性が良くないと割り切って使うべき製品といえるのかも知れません。
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購入金額
3,000円
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購入日
2017年02月23日
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購入場所
CP+2017 カメラアクセサリーアウトレット市 東芝ブース
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