ThermalrightのクーラーをNarrow ILM規格のLGA2011-V3ソケットに装着できるマウンタキット。そもそもNarrow ILMを採用しているのはサーバー・ワークステーション向けの特種マザーが多いので自作erには殆ど縁がない…
いやありました。このやろーです。無茶しやがって。
知る限り自作向けでNarrowILMを採用しているのはコイツだけだ。クーラーが付属しているが選択肢が増えるに越したことはない。
このマザーの導入を考えた時にちょうどこのリテンションキットが代理店のディラックで取扱い開始されていてしかもオリオスペックが入荷していたのでありがたくゲット。2017年2月現在オリオスペック・ark以外だと基本取り寄せのようだ。
余談だが実はこっそり別の使い方が用意されている。なんとAM3&FM2系のAMD系ソケットでクーラーの向きを90度変更可能になるのだ!そういわれると確かにAMD系は長方形だから向き固定のクーラー結構あったね!Thermalrightもその系だったのね!これで特種なエアフローのケースやマザーとの干渉で悩んでいたAMDerも安心だ!え、今度ソケットの穴位置変わるだろって?HAHAHA
ちなみにネジ等は純粋な追加分しか付属していないのでネジやマウンタを紛失しちゃったからこれで補おうってのはデキマセン。
もうX99E-ITX/acにつけられるってだけでゴッド
というわけでASRock X99E-ITX/acにつけましょう。
やった!リテンションの物理干渉ないよ!これだけで星5だよ!!!
(ちなみにこれ写真でいう左右が逆だと青いヒートシンクとぶつかってつかない。最初そっちでつけてがっくりしたのは内緒)
というわけでTrueSpirit 120M BW Rev.Aの装着に挑戦。ケースがキューブ型のCoreV1なので高さ制限的にこれが最大。
ただX99E-ITX/ac自体がギリギリまで切り詰めた設計なのでクーラーとマザーの物理干渉もシビアというかそっちのほうが大変。特に問題になるのが並行した位置にあるメモリだ。
幸い90度回転して装着できるので、メモリと平行方向に装着してメモリとの衝突を回避。それでもメモリ側にファンを装着するのは無理だったのでメモリと反対側にファンを装着している。
グラボ側から吸気してメモリ側に排気する変則エアフローだが幸いCoreV1は左右のパネルがメッシュなのでセーフ。マグネット式のマウンタでメモリの横に排気ファンを搭載した。
(上の写真は樹脂ワッシャつけ忘れてるので注意)
この方向はこの方向で背面のLAN/USBコネクタ部と干渉ギリギリなので固定金具のルーズさを利用して少しだけ写真右側へオフセットしている。
ファンの位置を高くすればなんとかなるのだがそれだとCore V1に収まらない。
今回はファンをがっつり下げないと収まらないケースだったのでファンの位置を低くできる位置を探すのに苦労した。
通常方向(ケース後方にむかって排気)の場合大型のヒートスプレッダを持つメモリだとぶつかるのは当然として低背のものでもヒートパイプにぶつかる恐れがある。こればっかりは現物あわせをしてみないとわからない。
恐らくケース側の高さに余裕を持たせたり一般的な高さのメモリを使えば他のクーラーもつけられるがヒートシンク自体が大きいmacho系は難しそう。
とはいえX99E-ITX/acのクーラーの選択肢がマザー付属品かサーバー向け爆音か入手困難なNoctua一部モデルか推奨簡易水冷くらいしかない中で選択肢を増やしてくれるコイツの存在はとてもありがたい。
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購入金額
1,058円
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購入日
2017年02月08日
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購入場所
オリオスペック
Takahiroさん
2017/02/16
https://twitter.com/99shimbashi/status/831421778450739200
下小川さん
2017/02/16
hidechanさん
2017/02/16
これだけニッチな層を取り込めるThermaltake!
やるな~
下小川さん
2017/02/16