戦後日本の哲学に大きな影響を残した大森荘蔵先生の著作。思想的には中期にあたるのかな。
タイトル通り、思考と論理がいかにしてかかわるかについて記している。
だいたい200ページでサクッと読めるのが魅力
論理学というより大森哲学の入門書
一応、思考と論理というテーマなだけあって、論理学の基礎的なところには触れているのだけれど、これを論理学の入門書として扱うことは難しいかなあという感想。おそらく、大森先生自身も論理学初心者を念頭に書いているのかもしれないが、論理学を学ぶために本書を書いているわけではないのは意識していると思う。
むしろ、大森荘蔵の科学観や「立ち現われ一元論」のエッセンスを知るにはいい本だと思う。
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購入日
2017年02月09日
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