yurbudsは、トライアスロン選手によって企画された、スポーツ中に装着し続けることが出来ることを売りとしたイヤフォンのブランドです。ちなみに製造はJBLが担当しています。
スポーツ向けとして大事な要素は、音質よりも激しく動いたときに外れない装着性と、汗などによって故障しない耐水・耐汚性能、そして断線などが起こりにくい耐久性となりますので、yurbudsの製品はその辺りに重点を置いて開発されているということのようです。
とあるTV番組でも紹介され話題にはなったのですが、結局のところは売れなかったのでしょう。最近ではAmazonのタイムセール等で、元の価格に関係なく数百円程度で売られるなど、悲惨なほどの叩き売りが見られるようになってしまいました。
数百円レベルであれば気軽に試せますので、私もこれまでに2モデル購入しています。
yurbudsの製品は大きく分けて
・VENTURE
・INSPIRE
・FOCUS
とシリーズ分けされていて、さらにその中の仕様差によってモデルが細かく分けられているという形です。前述の通りVENTUREとINSPIREは所有していますので、今回は残ったFOCUSを買ってみることにしたのです。
外箱などは他のyurbuds製品と同じイメージです。INSPIRE系との違いはSHURE掛け対応のフックが標準装着されているか否か程度の違いのように見えます。VENTURE系とは明らかに別物の構造ですが…。
もう一工夫で良くなりそうだが…
実物を見て、イヤーチップを剥がしてみた時点でINSPIREと同等の音質となるということは予想出来ましたが、一応試聴はしてみました。
今回は以下の2台に接続して試聴しています。
どちらで再生しても、事前の予想通りINSPIRE 300とほぼ同等の音と評して差し支えありません。イヤーチップを外した状態では殆ど低音が存在しないという、強烈なハイ上がりの音が出てくるのですが、イヤーチップをつけた途端にむしろローブースト、ハイ落ちという方向に変化します。
このイヤーチップは外れにくくすることと防水性に主眼が置かれているのですが、もう少しだけ高域の減衰量を減らすことが出来ればかなり快適な音質になってくれそうで、何とももどかしさを感じます。
高域も出ていないという訳では無く、質も決して悪いものでは無いのですが、どうしても量のバランスという意味で難があります。
なお、SHURE掛け用のイヤーフックですが、これも装着時の密着度を重視した結果でしょうが、非常に着脱はし辛くなっています。スポーツ用途で使うことを前提にするので無ければ、外してしまった方が使い勝手は向上します。一見しっかりと着いているように見えるのですが、単に引っ張れば簡単に外すことが出来ますので、普段は外しておくくらいの方が良いかもしれません。
昨年辺りから色々買ってきた運動用のイヤフォンですが、結論としては
・音質重視ならJBL REFLECT MINI(+COMPLY Sタイプ)
・手軽さならSENNHEISER MX685 SPORTS
・機能性と音質のバランスでBOSE SoundSport IE
という辺りに落ち着くことになりそうで、折角揃えたyurbudsは出番が無いまま終わりそうな気がしています…。
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購入金額
804円
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購入日
2017年02月06日
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購入場所
Amazon
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