テキサスインスツルメンツから発売され、今でも定番品となっている2回路入りFETオペアンプです。等価回路図を見ると差動入力がpJFETになっています。TL082の低雑音版で、1回路入りはTL071、4回路入りはTL074です。
カマボコ……?
聴ける音質ではあるのですが、カマボコ的な印象で音に重厚感がありません。よく「TL072を見たらLF412にしろ」と言われることがありますが、LF412のほうが確かに音に厚みが出るようです。

過渡応答(A=11 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=10kΩ 位相補償なし 10:1プローブのみ接続 ガラエポユニバーサル基板)

過渡応答(A=1 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=0 位相補償なし Rl=15Ω ガラエポユニバーサル基板)
電池駆動に難があるのはしょうがないとして……
電源電圧は±5V~±15Vです。電圧的に電池駆動には難がありますが、昔のオペアンプはだいたいそういうものです。
DIPの2回路品ですので、その点では使いやすいといえます。
NJM072も検討すべし
定番品ではあるのですが、同じ価格帯でもNJM072のほうが音質が良いようなのでそちらを検討してみるのも良いでしょう。
発熱はそれなり
24V駆動のcMoy回路では、外気温24.7℃に対しパッケージ表面温度は28.3℃まで上昇します。
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購入金額
97円
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購入日
2015年頃
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購入場所
共立電子
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