前回掲載したonso製リケーブルを買った後、秋葉原でも少し買い物をしたのですが、その中の一つがこちらです。
普段から常用しているイヤフォンの顔ぶれを改めてみてみると、購入価格で5千円前後のものが低価格製品という位置付けとなっていて、その価格帯以下で買って常用しているものは、IE80もどきしかない訳です。
ただ、3千円前後でも光るものを持っている製品はいくつかあり、そのような製品との出会いを求めてついつい色々と買ってしまうのです。
というわけで、他の買い物のついでに買ったのが、ヘッドフォン・イヤフォンでは自社ブランドだけでは無く、OEM供給元としても定評あるフォステクスの比較的低価格な製品となる、TE-03です。
付属品は全くなく本体のみです。もっとも、イヤーピース程度しか必要な添付品は無いと思いますが…。
リケーブル等には対応しません。ケーブルはフラットタイプのもので、タッチノイズ等は標準的な水準と言えるでしょうか。
質は高くないが整っている
今回は丁度届いたばかりであった、Pioneer XDP-100Rを主に使って試聴しました。
ソースはいつも通りのものを並べています。
さすがにDavid Garrettのヴァイオリンをきちんと鳴らせるというほどの実力ではありません。そもそもそこまでは求めていませんし…。
主に聴くであろうTOTOなどの音を聴くと、程々に整っているというのが第一印象です。ただ、どの帯域もバランス良く鳴っていますしそこそこ微細な音も表現出来るのですが、どうしても質感は高くはありません。
特に「Now / Chicago」などはハイハットの音などが結構クリアに収録されている分、その音の質感が低く、リアリティーが損なわれてしまうのは残念なところです。この質感の低さがもう少し改善されていれば、この価格帯のベストバイといっても良かったかも知れません。質は高くないもののバランス良くまとまっているという意味では、以前掲載したAuglamour R8に近いといえるかも知れません。
とはいえ、3千円以下で買える製品と割り切ってしまえば充分に許容範囲というべき音質ではあります。
今回の購入分はeイヤホンの展示処分品ですが、Web通販でもフジヤエービックでほぼ同じ価格の在庫品が入手出来るようですので、興味がある方は検討されても良いのではないでしょうか。
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購入金額
2,500円
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購入日
2017年01月02日
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購入場所
eイヤホン秋葉原店
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