ペンタブの大手、ワコムのエントリーモデルです。私が購入したのは白ですが、色違いとしてミントブルーがあります。
このモデルでは、マルチタッチ機能が省かれているので、純粋にペンタブとして使うことになります。
本体とスタイラスを取り出したところ。左は付属ソフトウェアのディスクと説明書、右はUSBケーブルが入っている
黒くて薄い箱の中身。付属ソフトウェアのディスクと説明書が入っている
大きさの比較です。長辺は私が持っている8インチWindowsタブレットとほぼ変わりません。
最初に設定すること
ペンタブを使うにはドライバが必要ですが、ドライバはワコムのサイトからオンラインで配布されているので、USBケーブルを接続したらまずインストールしましょう。
再起動したらスタートメニューの「ワコム タブレット」→「ワコム タブレットの プロパティ」で幾つか設定しておくべきことがあります。
まず、「ペン」のタブです。
画面左、「ペン先の感触」のスライダーを自分の筆圧に合わせて設定します。「筆圧レベル」のメーターも参考にしてください。
私は普段万年筆(ペン先が14金ないし22金)を使うことから筆圧が弱いため(たまにボールペンを使うと定格より線が細くなります……)、「柔らかい」側に合わせていますが、普段ボールペンを使う人は真ん中でも大丈夫なものと思われます。
画面右ではペンに2つついているボタンの機能を設定できます。私はペン先側が「右ボタンクリック」、もう1つが「中ボタンクリック」に設定しています。これは好みでいいでしょう。
なお、画像に手書きで書き込みを入れていますが、このペンタブで編集しました。
次に、「マッピング」のタブです。
画面右、「表示エリア」を設定します。これは、マルチモニタ環境では重要です。私は「モニタ1」に設定しています。また、「縦横比を維持」のチェックボックスを入れると、ペンタブの認識範囲が画面のアスペクト比に合わせて調整されます。
画面左下、「デジタルインク機能を使う」はオフにしておきましょう。これは本来、タブレットPC用の機能であり、ペンのボタンに右クリックを割り当てられるワコムタブレットでは不要です。
その他、「タブレット」タブではタブレット上部のボタンに機能を割り当てられます。デフォルトではShiftキーやCtrlキーが割り当てられています。マルチモニタ環境の場合、どれかのボタンを「マッピング画面切り替え」に設定すると、ワンクリックで操作画面を切り替えられて便利です。
また、キーストロークを割り当てられるので、Ctrl-Z を割り当てると便利です。
アプリケーションごとの設定を使用できますので、私はGIMP用に別の設定を使っています。
また、オンスクリーンコントロールを使うと、このようなメニューをボタンに割り当てることができます。なお、Photoshop用のプリセットはありますが、GIMPのメニューはプリセットにないので自分で設定する必要があります。
GIMPを使う場合の設定
絵を描くのにGIMPを使う場合は(Photoshopは持っていないので知りません)、GIMP側の設定も必要です。「編集」→「入力デバイスの設定」を開き、「WACOM Tablet Pressure Stylus」の設定を開きます。
「モード」がデフォルトでは「不可」になっているので、「スクリーン」に変更します。これで筆圧が認識できるようになります。
また、「グラフ軸」の「筆圧」を選択すると、筆圧の補正カーブが表示され、編集することができます。但し、非線形な筆圧補正が特に必要である場合でなければ、特にいじる必要はないでしょう。
ライトユーザーに必要な機能は全てある
コンパクトですが必要な機能は全てあります。安価なモデルなので本格的な制作には向きませんが、スペースが狭くても使え、マウス代わりにすることもできます。私はかつてWindows XPを使っていた頃にワコムのペンタブ(旧機種。Windows 7に対応していなかった)をマウス代わりにしていたことがありますが、その時の感覚に似ています。
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購入金額
7,980円
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購入日
2017年01月08日
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購入場所
PCワンズ
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