6月頃に Indiegogo(クラウドファンディング)で募集を見かけ、即座に出資したモバイルバッテリーです。
以前よりノートパソコンやデジカメでモバイルバッテリーを使うべく、DC出力端子の付いているモバイルバッテリーを購入したりしていましたが、
これだと使用したい機器の端子や出力電圧が合わないと使えません。
また、サイズが大きく重量も重いので気軽に持ち歩けません。
最近になり ACコンセント付きのモバイルバッテリーが発売されている事に気付き探している時に、本品の募集を見つけたのでした。
Omnichargeには、バッテリー容量が 20400mAhのモノと 13600mAhのモノがありますが、それぞれ以下の様な仕様になっています。
〇仕様比較表
特に私はサイズと重量で先のモバイルバッテリーをあまり使わなくなってしまったので、容量の少ないスタンダード版に出資しました。
表のオプション以下は出資者(Bakker)の数が増えていく毎に追加された機能で、標準が USプラグ(Type A)なモノが C/F/A Socket Typeに変更が出来たり
PRO版のみ出資金追加でワイヤレス給電や DCポートからの出力機能を付加する事も出来るようになりました。
私の場合は、それらの機能にはあまり興味が無く、それよりも極力軽い(と言っても 376gは昨今の同容量のモバイルバッテリーとしては重量級ですが)事が重要でしたので、標準の Omnichargeのまま出荷を待っていました。
プロジェクトは機能追加のためか少々遅れ、当初の 10月出荷予定が 12月の出荷になり 12月21日に手元に到着しました。
今回のプロジェクトでは 7月8日時点でクレジットが引き落とされ、本体価格 $99.00- + 日本への送料 $15.00- の合計額を購入金額に入れています。
(当時のレートが低くてかなりお得に入手出来ました(^^ )
ちなみにかなり早めの出資でしたので発売予定価格の 50%引きの時点で申し込めており、発売予定価格は $199.00- だそうです。
入出力時の電圧を自動で最適に調整してくれます
一番の特徴はなんといっても USBポートのみならず ACコンセントが付いている事ですが、特許取得済みの Smart Power Management Systemによりデバイス毎に最適な電圧を供給する事が出来ます。
もちろん ACコンセント出力時だけでなく USBポート出力時にも働き、更に DCポート入力時にも働きます。
これにより専用の ACアダプターからの充電だけではなく、USBポートからの充電や変換コネクタを使い他の機器の ACアダプターからの充電が可能になっています。
もちろんそのための USBケーブルや変換コネクタも付属されており、出資後に自分の利用する変換コネクタの調査がありいくつかの種類の変換コネクタの中から合うモノを選択できました。
(しかし、私は選択を間違ってしまい持っていない口が届いてしまったのですが...(--; )
また本体には液晶があり、リアルタイムで推定充電時間や入出力電圧などが表示されます。
そして高電圧出力できるモバイルバッテリーでは DC出力とUSBポートの同時出力が出来ないモノが多いのですが、Omnichargeは同時出力が可能な上充電しながら出力する事も出来ます。
セーフティ機能もしっかりしているので、とにかく何も考えずどんな機器にも充電が出来、さまざまな ACアダプターから充電が行えます。
(出来ないモノは Omnichargeが液晶で警告(アイコン表示)の上守ってくれます)
ちなみに Omnichargeで使われているバッテリーは Panasonic Lithium Ion NCR18650. 3,400mAh だそうです。
容量から考えるとちょっとゴツイが高機能っぽく見える
届いた包みには製品名の入った普通の段ボールがラップされており
クラウドファンディングなのでキレイな箱には入ってこないのかと思ったら、更に中にラップされた箱が入っていました。
ウレタンはきっと PRO用のサイズ分の緩衝材ですね。
箱を開けると整然と並んでいます。
内容物は、本体の他、専用ACチャージャー、USB充電ケーブル、変換コネクタ、マニュアル、ステッカーが入っていました。
専用ACチャージャーの出力は、19.0V / 1.75Aとなっています。
USB充電ケーブルは入力用ですが、電圧とコネクタサイズが合えば出力用としても使えそうです。
そして問題の変換コネクタは
DELL用となっていたので選択したはずなのですが、7.4 x 5.0mm径になります。
家にある DELLのコネクタは 4.5 x 3.0mmですので、全く合いません(--;;;
何か他の意図もあったような覚えもあるのだけど、クラウドファンディングは届くのが遅いので忘れちゃうんですよねぇ....
気を取り直して、本体を見ていきます。
表面はザラザラとしつつも柔らかめの素材で、傷がつき難そうです。
代わりに皮脂など付くとなかなか落ち辛い。
USBポートの反対側には、ACコンセントと DCポートがあります。
液晶面には電源ボタンと AC ON/OFFボタンと USB ON/OFFボタンがあります。
AC/USB ボタンは、メニュー表示時には上下移動ボタンになります。
反対側には認証マークや諸元が印刷されています。
リアルタイム表示が面白い
まずはそのまま充電すると液晶には電池の形で充電状況が分かる様になっています。
電源ボタンを押すと電源が入り状況表示されます。
画面の詳細は以下の様になっています。
先の画像では、バッテリーが 99%貯まっており、後 2分で満充電になるところです。
温度が華氏表示になっていますが、電源ボタンを素早く 2回押す事でメニュー表示され各種設定が行えます。
行なえる設定内容は以下の通りです。
・AC/HVDC Output
AC出力と HVDC出力の切替え
・USB Output
On/Off切替え
(どちらに設定しても物理ボタンで ONにする事で出力可能なので
何のための設定かよく分かりません)
・Screen Off
- Never - 30 Seconds - 1 Minute - 5 Minute
(画面が消灯するまでの時間設定)
・Auto Shut-Off(default 5 min)
On/Off切替え
・Temperature
- Celsius(摂氏) - Fahrenheit(華氏)
・About
- Model Number - Hardware Version - Firmware Version - Serial Number
・Exit
上下ボタンで「Temperature」に合わせ電源ボタンを一回押し、設定内容に移ります。
温度表示を摂氏に変えてやることで、
無事「℃」表示されるようになりました(^^
そして本品を使い想定している事の一つで、デジタル一眼カメラのバッテリーを充電してみました。
とりあえず充電できているようだ。
Canonのこの充電器の場合、満充電になると LEDが付きっぱなしになるのですが、Omnichargeが満充電を感知すると電源の供給を止めるので、満充電時には LEDが消灯していました。
過充電防止(省電力?)機能もしっかり働いているようです(^^
もう少し軽かったら最高なのですが
本品は ACコンセントの方に目を奪われがちですが、USBポートは 2ポート合計で 5V / 4.8Aという高出力で、かつこれをデバイス毎に最適にコントロールしてくれるのですから、通常の USB出力モバイルバッテリーとしても優秀です。
また、専用ACチャージャーを使えば 2~3時間で満充電出来るというのも速くて良いですね。
惜しむらくは、最初に書いた通り376gは昨今の同容量のモバイルバッテリーとしては大変重い事です。
最初から USBポートしか使わないことが分かっていれば、他のモバイルバッテリーを持っていく事になるでしょう。
上記などは 10000mAhで実測 222gで済みます。
ただし空の状態から満充電まで 2A入力で行なっても 6時間かかってしまうので、旅行中など再充電して使いたいような時には、やっぱり Omnichargeは便利ですね。
ほんとに、もう少し軽かったら最高なんですけどねぇ。
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購入金額
11,900円
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購入日
2016年12月21日
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購入場所
Indiegogo
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