Windows Vista以降のOSでは、どのようなサウンドデバイスを使っていても「音質がXPより悪い」と言われることがある。
というか、言われるとかいう以前にOSの仕様の問題から、実際に悪いんだそうだ。
その理由ってのが、Vista以降のOSに搭載された「ピークリミッター」と呼ばれる機能。
Vista以降のOSでは、「複数のアプリで音が同時に鳴る」訳だが、この際に0dBを超えると正常な音として再生されなくなるという問題がある。
その問題を回避するため、Vista以降のOSは複数再生時に0dBを超えないようにするため、全てのアプリに対してピークリミッター機能が全自動で動く。
このへん、DACがASIOとか排他モード対応持っていると回避出来るそうなのだが、再生環境に専用アプリが必要なので正直面倒くさい。
つーか、そのリミッターを「0dB超えてない状態でもすべてのアプリにかけている」というWindowsの仕様は、動作上の余裕を持たせるためとはいえ、良く分からない。
んで、このツールが登場する。
http://kawamoto.no-ip.org/henteko/myapp.html#dpeaklim
このピークリミッター、実際にはドライバ周りでなくOSの機能として実装されている上、著作権保護も絡む部分なので「解除」は困難らしい。
ただ、0dB問題が起こるまで「リミッターが機能しない」ようには出来るそうで、このツールは0dB問題が起こるギリギリまで、ピークリミッター機能を実質動かないように「メモリ上に改変を加え続ける」ようになっている。
これにより、約-0.13dB以上のサウンドを再生した時に音量が減少しないようになり、きちんと想定通りの音が出るようになるそうだ。
曲によっては
具体的には試してもらう他ないのだけども、ライブ系の録音だと結構な差異が出る。
このピークリミッター、再生機器や再生ソースに関係なく影響が出るものなので「アプリに関係なく解除できる」ってのは非常に有難い。
YouTubeの高音質ソースとか、これ解除するだけで「あれ?」ってくらい化けるもの結構あるので、いっぺんお試しあれ。
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購入金額
0円
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購入日
2016年12月01日
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