1980年の開店以来、ずっと利用してきた便器を交換することになりました。
便器自体にトラブルは出ていないのですが、床タイルの張替えを機に刷新することにしたんです。
家庭用の便器はウォシュレット機能が備わりますが、不特定多数の方が利用される店舗には普通タイプを選択しておりますので、特に使い勝手に差は出ないかもと 想像しておりましたが
四半世紀を経て、便器も変わってました。
超節水機能
こちらはこれまでお世話になっていた便器です。 同じTOTO製です。
こちらが新しいCS230系。
外観に大きな違いはありませんが、蓋を開けて驚きました。
これまでの製品は陶器製のタンクそのものに水を貯める構造だったのに
新型は陶器製タンクの中に樹脂製タンクが仕込まれている構造でした。
以前のタンクは操作レバーが全面に備わっていましたし、左側にある製品もあったような記憶があります。
しかし現在販売されている手動レバー式便器の操作レバーは、全て右側に統一されています。
なるほど内部構造を見て、その理由が判りました。
また、この構造だと、寒冷地に設置する時に内部の氷結を防ぎやすいと思われますし、結露の心配も減るだろうと思われます。
洗剤を内蔵するタイプや、リモコンでバルブを作動させるタイプに対する多様性にも応える
良い構造だと思いました。
それに内部タンクを確認して、なるほど少ない水量で対処しているのだな、と驚きました。
以前の製品に対して、驚きの70%節水。
水洗時の音もかなり小さくなってます。 充分綺麗に流れます。
刷新が早い東京都は、多くの便器が節水型に移行しているそうですが、もし都内全ての便器が旧型だとしたら 都内の渇水は免れないそうです。
それは一般家庭で最も多く使われる「水」は「トイレで使われる水」だから。
超節水機能だけでなく 汚れに強いセフィオンテクト
セフィオンテクトと呼ばれる「陶器の表面の凸凹を百万分の1ミリのナノレベルでツルッツルに仕上げられた便器です。
汚れが付きづらい便器です。
この表面仕上げの便器においては、表面コート剤や芳香洗浄剤を利用することは「無断」になるそうです。
それらの薬剤が便器の表面を傷めることはありませんが、洗剤がセフィオンテクトされた陶器の表面を覆ってしまうので、本来便器に備わる防汚効果が損なわれるのだとか。
お手入れの際は、研磨剤入りナイロンタワシや金属ブラシを使わないことが強く勧められているのもセフィオンテクト故のこと。
酸性洗剤・中性洗剤・アルカリ性洗剤は使えますが
研磨剤入り洗剤・強酸性・強アルカリ性洗剤・フッ素系洗剤の使用を避けるように記載されています。
トルネ〜ド
2箇所の排出口から水が出る仕組み。
便器自体の構造と相まって、トルネ〜ド。 水が渦巻状で流れます。
これによって大使用時にも、僅か4.8L 小時に3.6Lの水量で 流すことが出来ます。
音も静かなので良いことだらけです。
もうタンク内に大ビール瓶を忍ばせて、内部構造に引っかかり却って水を無駄にしちゃう
なんてことも無くなります。
暖房便座は、取り替えてから間もないので、古い製品をそのまま流用しております。
おつり って!
取説内 便器のQ&Aに 面白い表記を見つけました。
トイレを使った時に 「あのイヤなおつりはなくせないのか?」
おつりって、水の跳ねのことですよね。
直接的な表現を避けるために、一般人が使うなら理解できますが、天下のTOTOさんが「おつり」っていう表現を使っているのが なんだかとても面白いな〜 って思いました。
因みに解決法は
「避けられません」
「予めトイレットペーパーを浮かべておくとマシになります」 っていうことです。
TOTOさん オチャメでございます。
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購入金額
0円
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購入日
2016年11月頃
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購入場所
ぴょんきちさん
2016/11/24
ちょいと前の竹ガムで水洗トイレの水量調査ってのがあったのを思い出しました。
フェレンギさん
2016/11/24
今思うと大きな施設のそれは、すでに置き換わっているので、使用済みだったはずなのに、、。
自分の家に付くと、そして改めて観察すると、確かに驚きの節水具合でした。
水道料金も下がりました。
改修費を吸収することな無いでしょうが、世の中全体で考えると 良いことでしょうね。
それとTOTOのお墨付き。 面白いですよね。 おつりってね。
ps 今日こそ「乗るかソングか」で採用されたいわ〜。
「旅の宿」「神田川」「恋人試験(バスボンの松本ちえこ)」の3つを選んでカズ撃ちました。