夏あたりから、左腕の腱鞘炎に悩まされるようになったため購入を決意。
プレミアムレビューの文章も書くことになったので、レビューに集中できるよう腕にやさしいものをと奮発した。ちなみに、それまではゲーミングキーボードを使っていた。
「ROCCAT Ryos TKL Pro」はCherryの赤軸を使っている。キーの押下圧が45gで、押した後の反発が強い。メカニカルキーなので打った感触や、目的のキーに触れている事がしっかりしているのでゲーム用途にはもってこいだが、腱鞘炎に見舞われて、ほんの数分使っているだけで腕がだるくなるのでは、さすがにこいつには暇を出さざるを得なくなったのだ。
代わりにやってきた、この「Realforce108UDK」は今まで感じた事のないキータッチだった。あまりに軽くて最初は戸惑ったが、指を乗せただけで打てるので、自然と指使いの力加減が良くなり、最小の力でキーを押すようになっていった。ここ半月以上これを使っているおかげか腕の負担はかなり減ったように思える。
あと、一番面白い変化は、タイトルにも書いた「考えながら打てる」ようになったこと。
今までキーボードを「正しいキーを打たなくてはならない」と頭の中で無意識のうちに思いながら打っていたことがわかった。それが深く文章を考えて打つ際の邪魔になっていることに気づいた。
それが、このキーボードを使い始めてからは、指がスムーズに動くことから、自然と考えていることを頭で読み上げた速度にちょうど合わせることが出来るようになったのだ。
元々文章力があるわけじゃない私だけど、それでも何度もやり直すとなるとそれがキー入力数を増やす原因ともなるわけで、その数が減る意味ではとても良い。
既に半月ほど使い込んだ後、改めて「ROCCAT Ryos TKL Pro」に触れてみると、以前まで当たり前のように使っていたとは思えないほど、「Realforce108UDK」との違いを強く感じるようになった。
まだ、使いはじめなので、このまま使い続けて腱鞘炎に効果があれば職場でも使ってみたいので、その結果は追って書く事とする。
わざわざ早打ちする必要はない
キーボードに何を求めるかは人によって様々だろう。その中でも、素早く正確にキーが打てる事が一つのステータスと感じる人もいるだろう(かつて、パソコンが普及し始めた頃にはそれを競うタイピングソフトが数多く出ていた)
私もパソコンを覚えたての頃はそうだったし、それが何より大事だと思っていた。ただ、この頃はそうじゃない事もあるという事を思い知らされた。腱鞘炎になって、速く・強く打つことが体に辛い痛みを与えるようになるとは思ってもみなかったのだ。
ここでのレビュー作成のような、文章を考えながら打つというのは、タイピングソフトのように決まりきった文字を打つのとは違う。正確さや速さを重視するのではなく、出来るだけ「頭の中にある言葉を的確なタイミングで打ち出す」のが大事だと心がけながらレビューを書くことにした。
息をするように、自然に指が動くようにしていけば、少しでも思ったことがきちんとかけるんじゃないか。そんな錯覚がしないでもないけど、前よりは良くなったんじゃないかと思う。
腱鞘炎がつらかったんだ
今回は、数ある「Realforce」シリーズの中で、この「Realforce108UDK」を選んだわけだが、
- とにかくキー押下圧の軽いもの
- キートップに「かな」が無いもの
人によってはこだわりの多いデバイスだとは思う。が、今回は腱鞘炎を改善するのが目的だったので、それを含めて私がキーボード自体にこだわったのはこの2点だけだ。
1、キー押下圧はカタログスペックから選ぶしかなかったが、思い切って選んで正解だった。本当にこれでいいのかというほどのわずかな力で、静かに大人しくキーが打てる。カチャカチャ音を立てないようにすると自然に肩の力も抜けていい感じになる。これは効果がありそうだ。
2は、キートップに何も表示がされてないのも殺風景だが、ローマ字入力しかしないので「かな」が無いのは前提だった。キートップの色と昇華印刷された文字が近いので、遠間で見たら何も書かれていないようだ。それだけに右上が金色のプレートなのはちょっとしたアクセントになっている。
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購入金額
19,580円
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購入日
2016年11月02日
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購入場所
PCワンズ
Takahiroさん
2016/11/25
hidechanさん
2016/11/25
私は筆圧も強く、ガシャガシャと力強くタイピングをする方なので、メカニカルの打鍵音が気持ちよく感じる方ですが、腱鞘炎でタイピングが辛いとなれば、それに合わせたキーボードの方が気持ちいいですよね(*´▽`*)
北のラブリエさん
2016/11/25
CTRLキーがAの横に配置できるのも私は気に入っています。
ポン酢レッサさん
2016/11/25
ようやく東プレデビューしました。
よろしくお願いします!
ポン酢レッサさん
2016/11/25
会社でダカダカとインプットしまくってたらとうとう爆弾がはじけちゃいました。キーボードでやるゲームを封印しないといけないのが辛いですが、今はこのキーボードで物凄く快適なので、様子見ながらWoWsとかに復帰したいな~と思います。
ポン酢レッサさん
2016/11/25
DIP SWでキーアサイン変更可能な奴もあるようで東プレはプログラマ系の職にも向いてるんですね。ただ文章打つだけにはもったいないかなと控えてましたが、背に腹は代えられぬということで使ってみましたが一般用とでもいい感じです。職場用には別のモデルを考えてみようかなぁ。
Takahiroさん
2016/11/26
JIS配列のRF108UD-A(変荷重,All30g)/ RF108U-A(変荷重,All30g)/ REALFORCE108UB-A(変荷重,All30g)/ RF91UDK-G(All45g)には標準でDIP SWがあります。
あとは英語87キーモデル全部ですね。
https://deskthority.net/wiki/Topre_Realforce#Realforce_mo...
ちなみにRF91UBKなども『改造すれば』DIP SWは取り付けられますよ?ただし、筐体の改造を伴うし、SWが正常反応するかは自己責任(→価格コムだかどっかに、DIP SWを後付けした人が居たような・・・)
ポン酢レッサさん
2016/11/26
URLありがとうございます、この一覧はとても比べやすいです。
家と職場とではキーボードの使い方が違うので参考にしたいと思います。
たぶん、改造はやらないと思うので一生懸命探そうかなぁと(笑)