アナログデバイセズから発売されている2回路入り低雑音オペアンプです。表面実装品のみがあります。メーカーでは「超低ノイズ」「低消費電力」を謳っています。
無色透明、ドライでHi-Fi
クリアな音質で色付けを感じにくい印象です。若干ドライなように感じました。波形を見ても、Hi-Fiと言えそうです。
過渡応答(A=11 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=10kΩ 位相補償なし 10:1プローブのみ接続 ガラエポユニバーサル基板)
過渡応答(A=1 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=0 位相補償なし Rl=15Ω ガラエポユニバーサル基板)
変換基板が必要
定格電源電圧は±4.5~±18Vですので、電池駆動には難があります。出力は両電源が必要で、rail-to-railではありません。
また、SOIC(ハーフピッチ表面実装)のパッケージしかないので電子工作では変換基板が必要になるでしょう。
位相余裕は±5V駆動で65°、±15V駆動で70°あり(以上はBode線図より)、ユニティゲイン安定であることが明記されています。
応用分野として「Professional audio」が挙げられています。出力電流は40mA程度は出るようですので、イヤホンを駆動する程度であれば十分使えるでしょう。
この価格なのにHi-Fi
200円の石であるのにHi-Fiと言える実力があります。ハーフピッチICをはんだ付けできるだけの技量があるならおすすめです。
性能の割にローパワー
24V駆動のcMoy回路では、外気温21.3℃に対し、パッケージ表面温度25.2℃まで上昇するようです。
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購入金額
216円
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購入日
2016年11月18日
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購入場所
シリコンハウス共立
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