外出ついでに立ち寄ったじゃんぱらで、SD/microSDメモリーカードの特売をしていましたので、その中でコストパフォーマンスが良さそうなものを買ってきました。
16GB~128GBで、SanDiskまたは東芝製のメモリーカードが、容量ごとに均一の価格で並んでいたのですが、私が見た時点では本当は欲しかった32GBではmicroSDHCのSanDisk Ultraのみ、128GBはmicroSDXCの東芝EXCERIA M301とSDXCのSanDisk Ultraのみ(16GBにはmicroSDHCのSanDisk Extreme PLUSもあり)と何となく欲しい線から外れていましたので、意外と使う機会のなかったSanDisk Ultra PLUSが残っていた64GBにしたのです。
アイテム登録は海外パッケージ版で行っていますが、実際にはdocomo select扱いの国内パッケージです。但し、保証は販売店保証のみとなりますので、海外パッケージ相当とみるべきでしょう。どちらにしても中身のメモリーカード自体に違いはないはずです。
中身も説明書はdocomo select仕様となっていますが、メモリーカード本体やSDカードアダプターは通常のSanDisk純正パッケージと変わりません。
読み出しは先代Extreme PRO相当
それではいつも通りのベンチマークテストの結果を見てみましょう。計測環境はASUS P9X79のUSB 3.0端子に接続した、iBUFFALO BSCR20TU3のmicroSDカードスロットを利用しています。
▲Crystal Disk Mark Nano Pico Edition
パッケージ記載の公称値は「最大転送速度80MB/s」であり、UHS Speed Class 3対応すら明記されていませんので多くは期待していなかったのですが、良い意味で予想を裏切られました。
まずは読み出し全般の性能を見てみると、シーケンシャルであっさりと95MB/sを叩き出すほか、ランダム4Kでもかなり優秀な結果となりました。以前前世代の最上位モデルであるExtreme PROのSDHC 16GBを取り上げたことがありますが、読み出しに関しては完全にその域に達していると思って間違いありません。
一方、書き込みはさすがにそこまでの水準ではありません。とはいえ、シーケンシャル速度だけであれば文句なく優秀です。上位モデルとの差が生じるのは、ランダム書き込み時です。
まず、Crystal Disk Mark Nano Pico Editionの傾向で、512KBの書き込みが極端に落ちる傾向がありますが、これは他のUltraシリーズでも見られる現象です。Extreme PROではさすがにそのようなことはありませんでしたので、ここにグレードの差がはっきりと表れるということでしょう。
ランダム4K書き込みでも読み出しの時ほど優秀な結果とはいえません。もっとも、メインストリームクラスの製品として判断すれば決して悪い値ではなく、クラスの水準は十分に上回っています。
読み出しだけを見ればUHS-II非対応製品としては上限に近い見事な性能ですし、書き込みも無印Extreme辺りと比べれば全く見劣りはありません。Ultraシリーズでここまでのパフォーマンスを見せるというのは完全に予想外でした。
今回は格安系のmicroSDXC 64GB製品としても十分に安いという価格でしたので、それでここまでの性能を発揮してくれれば文句なしです。
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購入金額
1,480円
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購入日
2016年11月18日
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購入場所
じゃんぱら
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