朧気な記憶を辿ると20年ほど白いネクタイを締めていないようです。
今世紀に入るまで、結婚式は白いネクタイを 葬儀では黒いネクタイを
共に略礼装と共に着用する それが普通だったと思います。
流石に結婚式に白いスーツで出かける方は居ないと思いますが、日本式ドレスコードのようなものは
曖昧になっているか、もっとおしゃれになっているか のどちらかのようです。
20年前は、白と黒を略礼装に合わせておけば大丈夫。 そんな時代でした。
海部俊樹
1931年生まれ
第67代・68代内閣総理大臣を務めた愛知県出身の政治家。
何時いかなる時でも彼が締めるネクタイは水玉模様でした。
昭和天皇大喪の礼に際しても、黒字に黒い水玉のネクタイを締めていたことで有名です。
濃色に白いドットのネクタイは、海部俊樹その人をイメージさせるに充分な柄と言えるでしょう。
彼が政界で活躍していた頃に、中部から関西地域で超有名だったAMラジオパーソナリティの
つぼイノリオ氏が、「海部さんは自分たちの地元選出議員なんだけど、地元に海部橋・海部駅・海部道路・海部公民館なんか一切無いんですよね〜。 目に見える形で地元に利益を誘導せずに、ずっと当選し続けて、総理にまで上り詰めた海部さんを尊敬してるんだよね〜。」
って言っていたことを今も覚えています。
その後、総理職から退陣を余儀なくされ、しばらく表舞台から遠ざかって居られたようですが
何年か後にTVでお見かけした時の衝撃は忘れられません。
総理在職時には、体型こそ異なりますが、錦野旦に少し似た雰囲気の青年政治家のようだなと思っていたのに、その時の海部さんは、妖怪のような雰囲気を漂わせていたのです。
清濁併せ呑むという言葉を思い出した日でした。
自己満足 気に入ってます
海部さんの様な湯呑み柄水玉ネクタイは買わず仕舞いでしたが、礼装用の白ネクタイを選ぶ時に
「そうだ、どうせなら白地に白水玉のネクタイを探そう」と思いつきました。
売り場で見つけたのが このピエール・カルダン製の白ネクタイです。
安価な中国製に圧され、クールビズという時代の流れもあり、今は倒産の憂き目にあってしまった
朝倉商事製のライセンス商品です。
一定の品質が担保されているようで、締め心地も緩める時の滑りも及第点以上です。
汚れが気になります
結婚式の宴会でカレーうどんやナポリタンスパゲティが供されることはありませんので、胸元に汚れを付けてしまうことはあまりありませんが、そこは真っ白なネクタイのことですので、手指の汚れや色々なものが原因となって汚れが付いてしまいます。
11/13締切のプレミアムレビュー対象のハイブリッドビズネクタイは、
総シルク製ながら防汚・撥水・抗菌・消臭機能をもたせることに成功しているようですが、
この技術を礼装用の白ネクタイに採用すれば、万人に喜ばれると思いました。
でも買い替え需要が無くなるかもしれませんね、、。
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購入金額
0円
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購入日
1990年頃
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購入場所
近鉄百貨店
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