レビューメディア「ジグソー」

スタートレック ビヨンド 観たよ

スタートレック ビヨンドのレイトショーを楽しんできたのですが、

めぼしい鑑賞記念品が無かったので、

手持ちのスタトレグッズを登録して映画の感想を書きます。

どちらか片方が50歳を越えると夫婦で2200円。

今回から券販売が無人化されていました。

これまでも年齢確認を求められたことはありませんが、学割に比べるとユルユルです。

更新: 2016/10/31

I miss you  JJエイブラムス

新生スタートレックシリーズの前2作の監督さん。

大ヒットTVドラマ「ロスト」で一気にスターダムにのし上がりましたが、とにかく頭の良い人という印象があります。

伏線やヒントオブジェクトをありがた迷惑寸止めで観客に提示し、複雑な話を噛み砕いてゆく才能は天下一品。

 

多忙を極める彼なのでしょうが、今回は監督をジャスティン・リンに任せて、自らはプロデューサーとして参画していました。

 

アイ・ミス・ユー エイブラムス。

更新: 2016/10/31

ジャスティン・リン

JJエイブラムスから「次のスタートレックをどうか?」と委託されたひと。

ワイルド・スピードシリーズで名を馳せた監督です。

ワイルド・スピードをご覧になって満足された方は、今回のスタートレック・ビヨンドをご覧になり

きっと満足なされると思います。

更新: 2016/10/31
見どころ

SFX ファースト

もしも貴方が外国人だとして、

一生に一度限りの日本旅行を計画しているとお考えください。

 

5日の日程に、東京ディズニーリゾートやUSJを組み込まれる方なら、

このスタートレック・ビヨンドは 期待を裏切らないはず。

 

もし旅籠に宿泊したり、精進料理を楽しみにされたり、写経や座禅に興味を持たれたり

裸で露天風呂に入ってみたいとお考えの方なら、この映画は特にオススメしません。

 

今SFXでどんな表現が可能なのか? スタントマンの技術がどこまで許容してくれるのか?

CGを駆使した新しいカメラワークで、どんな画が撮れるようになったのか?

まず、技術ありきの映画だったな と思います。

 

地球人に、スターフリートに、復讐する個人という図式は過去から綿々と続きますし、

JJエイブラムスの前作でも踏襲されています。

 

しかし今回の作品において その動機づけはあまりにも子供じみているように思えますし

同胞や家族を守るために、組織を裏切る過程における葛藤も見えません。

艦を失う艦長は、TVのシリーズでもしばしば描かれますが、今回のそれから強い覚悟や悲しみは伝わりません。

 

アクション映画ですから、羽生結弦選手と白井健三選手が、お互い限界の技を繰り出しながら

空中で握手をするような奇跡があっても良いと思います。

でも、それが何度も繰り返されると、流石に辟易してきました。

 

JJエイブラムスが復権してくれた新生スタートレックは、そこにありませんでした。

 

とにかくSFXはスゴイ。

でも台本がウスイ。

 

スタートレックファンとして とても残念な夜でございました。

  • 購入金額

    2,200円

  • 購入日

    2016年10月30日

  • 購入場所

    MOVIX京都

19人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (6)

  • L2さん

    2016/10/31

    私の住む地方の新聞では、何処かの曜日に公開予定の映画の寸評的な紹介があります。
    その記事だったか、それとも、それとは別の芸能記事だったのか、定かではないのですが。
    あらすじと、ピックアップされた写真、紹介文を読んだ時に、「奥歯に物が挟まったような。或いはオブラートに包んだような。スタートレックファンへのおススメっぷり」を感じていました。
    その時に、見に行こうか、と思う気持ちになれなかったのですけれども。

    「スタートレックは、アクションがなくても十分に面白い作品であるように作られている方が好き」、な人としては、フェレンギさんの仰るように、視聴に覚悟が要りそうですね。
  • yosyos888さん

    2016/10/31

    SFXは凄くなくても、これ地球じゃんって思っても、宇宙大作戦は好きでした。
    ファイナルフロンティアだったのに残念です。
    でもDVDは借りると思います。
  • cybercatさん

    2016/10/31

    自分はTV版やそのノベライズ(James Blishのやつ)に親しんだ古いトレッキーなので映画版はあんまり...という感じです。

    強いて言うなら、亡き友Spockに捧げるKirk船長の弔辞に震えた“Star Trek II: The Wrath of Khan”と、今は亡きLeonard NimoyのSpock愛がにじみ出ていた“Star Trek III: The Search for Spock”が良かったですね。
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