レビューメディア「ジグソー」

茶漉し内蔵ボトルなのに茶葉とお茶を分けられる!?

茶漉しを入れたまま、茶葉と飲み物を分けておく事が出来るボトルです。

そもそも本品を知ったのは、購入日の昼間に横浜中華街で似たような製品を見かけた事から始まります。

 

中華街のお店にあったモノは、ペットボトル形状の底が外れて茶漉しが内蔵されているモノでした。

このギミックを見て衝動買いしそうになりましたが、使用時の事をイメージして思いとどまりました。

まず、せっかく茶漉しが内蔵されそのまま持ち運べそうなのに、茶葉を入れっぱなしにしていたら濃くなりすぎてしまいます。かといって、茶漉しをいちいち出すようなら普通にお茶を淹れても大して手間は変わりません。

第二に、本体が一層構造で熱いお茶を入れたら持てなくなりそうです。

 

ということで、その場は諦めたのですが、かなり心惹かれていました。

 

そしてその日の夜にたまたま見たネットニュースで私が問題に思っていた点がクリアされている本品が最近発売された事を知り、ネットで取り扱っている店を探し今度こそ衝動買いしました(^^;;;
(その時にはまだ Amazonでは扱っていませんでした。どこも定価ですが。)

更新: 2016/10/24
外観

外観・構造・仕様

見た目はタンブラータイプの透明なボトルですが、二重構造になっており上下のフタが開くようになっています。

それぞれゴムパッキンの付いたフタの内側には、上方には飲み口の内フタ、下方にはフィルター(茶漉し)が入っています。

下方にある金属の内側には仕切弁があり

上下をひねる事で弁が開閉する様になっています。

上の印を下方の赤矢印に合わせると開き青矢印に合わせると閉じます

上から覗くとこの様になっています。

左:開  右:閉
左:開      右:閉

 

ひねるのに少し力がいりますので突然開いてしまう事はまず無さそうですが、お年寄りでは辛いくらいの固さです。

開いた状態を底側から見た様子
閉じた状態を底側から見た様子

 

本体の素材は飽和ポリエステル樹脂、フタはポリプロピレン、パッキンはシリコーンゴム製で、それぞれ耐熱・冷温度は以下のようになっています。

 

  本 体:耐熱温度 100℃、耐冷温度 -20℃
  フ タ:耐熱温度 130℃、耐冷温度 -20℃
  パッキン:耐熱温度 200℃、耐冷温度 -20℃

 

容量は全体で 380ml入りますが、上本体だけだと 290mlになります。

 

二重構造にはなっていますが、あくまで熱い飲み物を入れても持つ事が出来、冷たい飲み物を入れても結露しない様にするためで、時間をかけて飲む場合は別途保温・保冷用のボトルホルダーを併用すると良いでしょう。

更新: 2016/10/24
使用感

なかなか濃く出てこない

使い方は以下の様に行います。

 

まず本体を逆さに下フタを開け、フィルター(茶漉し)に茶葉を入れます。

フタをしたら本体の向きを戻し、上方からお湯を注ぎます。お湯の量はボトルの Max目盛りまでとします。

この時、弁は開いておきます。

後は好みの濃さになるまで待って逆さにするのですが、弁が小さいためかなかなか色が出てきません。

本来紅茶などを美味しく入れるには対流が発生し茶葉をジャンピングさせるのが良いですが、その点では最悪な状態ですね(^^;;;

結局、少々上下ひっくり返したりすることで、濃くなってきました。

逆さにし飲み物が全て上本体(画像下側)に移っている事を確認し弁を閉じる事で茶葉と飲み物が分離されます。

これで好みの濃さを保ったままでいられます(^^

ちなみに Maxの目盛りまで入れたお湯はちょうどボトル上本体いっぱいまでの量になります。

 

あと、本品を急須代わりに使う時にティーカップ一杯分(約 140~160ml)の目安として、Max目盛りの下方に目盛りがふられています。

職場に自分のカップがありお湯が自由に使える環境ならば、これに好みの茶葉を入れて持っていき自前のカップで飲むなんて使い方も良さそうです。

 

それと飲み口ですが

これが熱い飲み物を飲む時に大変具合が良かったです。

口広のボトルだと内ブタが付いていないモノもありますが、それだと残りが少なくなった時にボトルを持ち上げた時に一気に出てしまう事があり、内ブタが付いている方が良いです。

しかしこの内ブタの飲み口の形状によっては、小さすぎると熱い飲み物を飲むのに火傷するくらい熱く感じたり、大き過ぎると一気に出てき過ぎてしまいますが、この波型形状の口当たりが非常に良いのです。

 

ギミックといいこの内ブタといい、私のハートを鷲掴みなのですが、紅茶をおいしく飲むという基本の部分が残念なので星を落としました。

更新: 2016/10/24
総評

淹れ方でカバー

あまりに濃くならないので、注意書きでは「転倒の危険があるのでやらないように」と書かれていたのですが、お湯を入れる時に底の方から入れてみました。

直接茶葉にお湯がかかるのですから、最初からある程度色の付いた状態で淹れる事が出来ます。

 

しかしながら転倒の可能性に加え、下本体の容量が少ない(90ml)のでお湯が弁を通っていく速度の関係で一気にお湯を入れる事が出来ません。

 

それでも下方から入れる事で、振ったりする事も無く確実に速く濃くなります。今後私はこの方法で淹れる事にするかな(真似する方は、自己責任で)。

 

熱い飲み物を入れた時の冷め方ですが、一層のモノより多少遅い程度で、やはり保温機能は全く無いと考えた方が良いです。

これは仕様通りで、熱湯を入れてもすぐに持てるのもうたい文句通りでした。

 

まだ夏場に冷たい飲み物を入れ結露するかは試せていませんが、保温・保冷の効くボトルホルダーを使いたいと思います。

 

茶葉と飲み物を分ける事で、2煎、3煎まで美味しく飲む事が出来ます。

家で淹れていき持っていき、出先で 2煎目、3煎目を淹れるなど想像も膨らみます。

 

ただし、注意書きには「液体を入れた状態で、カバンに入れて持ち運ばないで下さい。」とあり、メーカーは持ち歩きを推奨していません。

もっとも、そんなところまでよく見ておらずお湯が入っている状態で振ってしまったりしていますが、漏れてくる感じは全くありません。

衝撃を与えてしまった時の不具合を考慮しているとも考えられ、この点もボトルホルダーに入れておく事で問題が無いかと思っています。

 

茶葉がお湯に触れるスペースが少ない問題は弁の位置を上下する事が出来れば面白いのですけどね。

ちょうどフレンチプレスのイメージで。

 

もしくは弁の開閉方式を改良してもっと茶葉がお湯に触れられるようにするなどなれば良いのですが。

 

ほんとに、この点だけが残念でなりません。

  • 購入金額

    2,592円

  • 購入日

    2016年10月19日

  • 購入場所

    インテリアショップ roomy

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