輸入車正規ディーラーにも大まかに2種類あると思います。

ひとつはヤナセに代表される「昔からの老舗」

もうひとつはDUOに代表される「日本車ディーラー系列店」ですが、海外メーカーの日本法人設立に伴って減少傾向にあるようです。

バブル期まではスズキがプジョーを、マツダがランチャを、ホンダがローバーを販売していたこともありました。

その頃に感じたのは、老舗系販売店と国内メーカー系輸入車ディーラーとでは、整備料金が違うこと。　

オプションの種類や価格が違うこと。　敷居の高さが違うこと、などなど。

アルファロメオは各地の輸入品販売会社が日本法人と契約する形のネットワークで販売されていましたが、一時フェラーリを主に扱う「CORNES」という高級店も扱う時期があったんです。

正規ディーラー・アレーゼ店とCORNES店では車検費用が倍ほど異なるとか！

ヤナセやCORNESのシールにお値打ちを感じるユーザー、もしくは請求金額を見ないユーザーが存在するんでしょう。

周りを見渡しても、タイヤがパンクしたからといって4本とも交換したとか、高額な費用を伴う車検を受けたあとすぐに買い替えを勧められたので買い替えたとか、ディーラーの言いなりになっている上得意様が居られるようです。

で、ワイパーブレード交換に1万円オーバーですと！

だから輸入車乗りは馬鹿にされる　。　

輸入車の中でも特にドイツ車は、想定される速度域が高いので、雨天高速走行時にワイパーブレードが風圧で浮き上がらないように、一般より強めの圧力でフロントガラスに押し付ける構造だとか。

それゆえ、ワイパー操作回数が同じでもブレードに掛かる負荷が高いようです。

商品としてのワイパーブレードとは無関係ですが、F型BMWに搭載されているオートワイパー機能はとても素晴らしく、フロントガラスを叩く雨粒の量と自車の速度を演算しつつ、常に最適な間隔・速さでワイパー作動が管理されます。

ここでは書けない速度で雨天走行しても、不快な浮き上がりは起こりません。

自国仕様と事なる右ハンドル用位置に付くワイパーですが、昔の急造右ハンドル車とは異なり、一切のビビリや拭き残しの発生はありません。

交換も工具いらずで簡単にDIY可能です。

紙の取説だけでなく、車載モニターで閲覧できるデジタル取説でも図解入りの交換方法を呼び出すことが可能です。

ただ前述の様にブレードをガラスに押し付ける力が強いため、万が一の事を考えてタオルなどを緩衝材を所定の場所に置くことを推奨します。

取説本が、そのかわりになります。

当時税込みで63,000円だった1年から3年への保証延長を含むサービスインクルーシブ料金には

初回車検時までの半年点検・1年点検が含まれており、各個体搭載のコンピューターが促す消耗品の無償交換を受けることができます。

エンジンオイルやブレーキパッドもそれに含まれますが、オイルは2年もしくは25,000キロ毎が交換インターバルなので、年に1万キロを越えない多くのユーザーにとって旨味は少ないです。

事実、日本以外では、この種のサービスプランは存在しないとか。

ワイパーブレードに関しては、なかば強制的に1年毎・計2度の交換が組み込まれているようで、最初の1年点検時に交換されていました。

全然傷んでいないのに！

そこで2回目の1年点検時に予め「ワイパーブレードは交換せずにラゲッジに積んでおいて」と伝えました。　理由を尋ねられましたが「自分で交換できるし、まだ傷んでないやろ」と。

納車の際に「ほんの少し拭きムラがありますよ」と報告を受けていますが、それから2年を過ぎて

まだそのままです。

新品のワイパーブレードは手元に残っております。

これには愛用のボディカバーが役立っております。

青天駐車場保管なら、走行距離にかかわらず2年以上の耐久性を求めるのは酷というものでしょう。

BMWユーザーは周りにたくさん居るので、私の作戦を伝授するものの、多くの方はそのままディーラーの言いなりです。

そんな細かいこと言うのはイヤや　なんでしょうか。

因みにワイパーアームとの接合部に少し部品を付け加える必要があるようですが、ほぼ同じ品質を持つBOSCH製のワイパーブレードなら、半額以下で入手可能です。

4年後に　それを買う予定です。

お大尽に気前よくお金を使ってもらって世の中を潤わせていただきたいと思うものの、

このダイレクトメールを見ると

「だから輸入車乗りは馬鹿にされるんだ」　と思っちゃいます。