ちばとどの レクリェーション的DIY修理。
Before(元のジャンク): HP 4420s VM118AV のどれか (2,500円 + 送料1,190円 2016/9/19)
http://h50146.www5.hp.com/products/portables/old/business/4420s/cto_model.html
- Celeron P4600
- メモリ DDR3 PC3-12800 2GB
- ストレージ なし
- 光学ドライブ ダミーパネル
- Wi-Fi なし
- 液晶割れるも、BIOSは確認できる(14インチ)
- Winodows 7 Professional のプロダクトキーシール
- バッテリーは充電可能
- ACアダプタなし
- キーボードに反りあり
After Brush up:
- Core i5-560M 2.66GHz 3M Cache (2,300円 + 送料164円 2016/9/30)
(4420s の最上位で採用されていたので選定) - メモリ DDR3 2GB + 2GB(最大8GB)
- HDD WDC WD2500BEVT 250.0 GB
- Wi-Fi Intel Centrino Advanced-N 6200 (580円 + 送料120円 2016/9/28)
(HP と Lenovo(IBM)の機体は、起動時にBIOSで内蔵Wi-Fiアダプタの型番チェックを行っている模様なので、HPの公式オプションリストにある型番を選定。実際手元にあるリスト外品を挿すとBIOSの起動でエラーとなって進まなかった) - 液晶パネル
CR460 についていた N140BGE-L21 を移植。 -
ACアダプター HP純正 18.5V~3.5A PPP009L-E(864円 + 送料360円 2016/9/26)
プラグが特殊;たぶん、外径7.4mm 内径5.0mm 中心部0.7mm というもの。 - Windows 10 を Winodows 7 Professional のプロダクトキーでインストールすると、Windows 10 Pro 64bit となった。(インストール時、32/64 の選択はしていない)
ヤフオクで中古CPUを購入すると、未清掃のまま送られてくることが多いです。コアを傷つけないための配慮かと思います。正式には古いグリスをていねいに除去して新しいのを塗布するのでしょうが、今回は塗り足すだけで装着しました。
ヒートシンクとファンを外してCPUを交換する直前。
4420s のこと
2011年ころに発売された機種ですが、CPUを替え、メモリを足し、Wi-Fi を補い、してみると、Windows 10 で ”ふつうに” 普段使えるPCに仕上がりました。
箱根寄木細工の秘密箱みたいな構造
ボトム(下半身)の上面3点(パームレスト、キーボード、スピーカーカバー)の嵌め合わせ構造が独特で、箱根寄木細工の秘密箱を彷彿とさせます。分解するとき、キーボードは、奥にスライドさせますが、パームレストは右にスライドします。取り付けるときは、すべてのフックが嵌合相手に合っていることを確認して密着させつつそれぞれ逆向きにスライドします。入手したジャンク品は、はめ込み方を理解せずに組み立てたためにキーボードやスピーカカバーが反り曲がって割れさえ発生して無残な感じでした。
ちゃんと組むと、キーボードまわりが安定し、元々タッチ感のよいキーとあいまって、タイピングが気分良くできるようになりました。
頑丈な造り
液晶のヒンジもしっかりとした構造です。
ビスの本数も多く、トルクスネジを採用する念の入れようです。
なので、多少手荒くに開け閉めしてもこの部分が破壊されることはなさそうです。
反面、液晶パネルを交換する際は、パネル部分のフロントベゼルを外すだけでは足りず、ヒンジ部から分解する必要がありました。
PCのライフタイム中、パネル交換などめったにしないので、部材の交換の手数よりも、普段の堅牢さを優先したのかと思われますが、よい設計と思いました。
”こいちまん”のマシン
見た目はボロいしCPUの世代は古いけれど、数千円のコストで、なかなか充実したPCが出来上がりました。
さて、このPCで何をしましょうか?
使うより、作る方がメインテーマの、DIY修理でした。
[オマケ] Windows 10 の必死さ
標準ブラウザをchrome にしようとすると、念押しのダイアログが出るようになりました。
しかも、つい「ご確認ください」を押してしまうボタン構成になっています。これは少し前のリリースでは見られなかったと思います。
もちろん、「強制的に変更する」を力を込めてクリックします。
そんなに Edge を使ってほしいの? どうして?
Wi-FiアダプタをBluetoothコンボタイプに (2016/11/05 追記)
Broadcom BCM94313HMGB (Aliexpress 733円)・・・ 動作OK
HP のリストに、パーツ番号 600370-001 として掲載されています。4420sは対応リストになかったけれど、動作できてます。
AzureWave AW-NB041(Aliexpress 511円)・・・ NG
上の公認パーツ Broadcom BCM94313HMGB と同じチップ(RT3090BC4)を搭載しているので使用できるかと思ったのだけど、BIOSチェックにかかり使用できませんでした。
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購入金額
0円
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購入日
2016年10月05日
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購入場所
ヤフオクなど
Takahiroさん
2016/10/06
ちばとどさん
2016/10/06
チップセットの対応最上位では、Core i7 640M くらいまでは換装できるのかな。ふふふ。
またのお楽しみー。ファンの予備を準備しとかなきゃ。
タコシーさん
2016/10/06
1インチ1万円なんて昔は言われていましたが量産効果は恐ろしいですね
関係者で無い人には嬉しいですが....
富士通ノートPC部門もレノボに売却?らしいですね 経営統合?レノボが半数以上出資って
経営権を譲渡したんですね
ちばとどさん
2016/10/06
1366 x 768 の解像度とアスベクト比 の 14インチ、15.6インチは、バックライトがLEDになってから、ほぼどれも互換性があるようです。なので、表面がつやあり(グレア)→ つや消し(ノングレア)の変更も自由度が上がったりしています。
> 経営統合
ノートPCでは、液晶パネルの規格に見るようにすでに各パーツのデファクトスタンダード(事実上の基準)化が進んでいます。
ノートPCの技術が飽和状態に至って、どのメーカーが作っても似たようなものしか作れなくなり、残るは価格で競争する方向しか見いだせず、富士通などはこのカテゴリーでの勝負を放棄したように思えます。
富士通だけでなく、NECも東芝もソニーもそうですが、ノートPCやタブレット・スマホ市場を中国に奪われた後、なにか新しいモノを見せてくれるのかというと、そうでもないようです。
存続のみを目的にして、守る一方では楽しいことは起こりませんよね。
jakeさん
2016/11/05
zigsowのレビューでも何度か使ったThinkpad T510です。
LANコネクタが破損してるんですが、サブ基板の交換が高いんですよね。
一応はCore i5だったかな。
気がついたら老朽化して、交換するメリットもなくなってきましたが(汗
ちばとどさん
2016/11/05
たしかに2,000円くらいしていますね。
Aliexpressの「New Original Laptop USB WLAN Board For Lenovo ThinkPad T510 W510 W520 T530 W530」
ヤフオクの「lenovo W510 23389 55.4CU02.021G01334EB9KS2A 中古 USBボード」
などでしょうか。
または、サブ基板自体を修理するとか、そもそもLANはあきらめてWi-Fiを改良するとか。
とか考えているうちに、時はうつろうのです。
jakeさん
2016/11/05
Wi-Fiのみで割り切り運用もアリか……
ちばとどさん
2016/11/05
Wi-Fiアダプタをちょといいのにするといいかもです。レノボとHPは内蔵Wi-FiのBIOSチェックがありますから型番の確認を。チェック回避の改造BIOSイメージもどこかにあるかもしれません。USB接続ならなんでも大丈夫でしょうけれど、出っぱっちゃいますね。