95年にゲームスタジオ「PSYGNOSIS」(現在はSCEの海外スタジオSCEE Studioに名称変更)が開発し、プレイステーション向けに発売したレースゲーム「デストラクション・ダービー」。翌年にはWindows 95やセガサターンにも移植されました。(PS版の発売元はSCE、サターン版はソフトバンクから発売されています)
このゲーム、一応レースゲームではあるのですが一般的なレースゲームのように
「速く走る」
のではなく
「相手の車を破壊し、いかに生き残るか」
が重要なゲームになっています。
このようなレースは”デモリッション・ダービー”として実在しておりアメリカではよく行われていたりします。
とにかくぶっ壊せ!生き残れ!爽快なレースアクション
レースモードとしては
Wrakkin Race(コース走行。順位などどうでもいいので相手の車を破壊しろ!!)
Stock Car Racing(コース走行。いわゆる普通のレース。このゲームでは”おまけ”なモード。普通に1位を目指そう)
Destruction Derby(円形闘技場。実在のデモリッシュ・ダービーを再現したある意味”本編”ともいえるモード。何も考えるな!!相手の車を破壊しろ!!そして最後まで生き残れ!!)
Time Trials(コース走行。”普通”のタイムアタック)
の4モードが用意されています。さらにPS版ではテレビ、PS本体、ソフトをそれぞれ2セット用意してケーブル接続で対戦も行うことができますが、これを実際にやった人がいるかどうかは微妙なところですw
普通のレースモードに普通のタイムアタックもあるんですが前述のとおりこのゲームでは”おまけ”であってこのゲームの本編は相手の車を破壊しつつ生き残るサバイバルレース「Wrakkin' Race」と円形闘技場で相手の車をとにかくぶっ壊しつつ最後まで生き残る「Destruction Derby」モードです。「Destruction Derby」モードだと敵車も自分の車を破壊しに来るのでとにかく生き残るのが大変ですが相手の車をぶっ壊すのが楽しい!!ストレスがたまった時にプレイするとスカッとします。いや割とマジで。
普通のレースモードはまぁ本当に「普通」ですし見た目ストックカーなんでデイトナUSAっぽい雰囲気はありますが、前述の2モードの印象が大きすぎてやっぱりこのゲームでは「おまけなんだなぁ」という印象しかありませんでした。
ちなみにここでのスクリーンショットはSCEJがリリースしたPS日本版のものですが、サターン版もハードウェアスペックの差異からグラフィックの質は落ちており、ケーブル対戦機能が削除されているものの基本的な内容は同一です。ただし発売元が違うのでマニュアルのローカライズが異なっており最初のゲーム説明文がPS版が割と紳士な感じで訳されているのに対し、SS版はファンキーな兄ちゃん風に訳されていたりして見比べてみると結構面白いですw
(左がSCEJ翻訳のPS版、右がソフトバンク翻訳のSS版)
洋ゲーならではの大味感はあるものの、あまり類を見ないゲーム。いまはPSNでも配信されているので気になったらプレイを
いわゆる「洋ゲー」ではあるので難易度が結構難しかったり大味な部分があったりする上に「コーナーをベストラインで抜け、タイムを更新」したり「最速で1位を目指す」普通のレースゲームというよりはアクションゲームに近い内容なので「純粋にレースゲームをしたい」という人にはあまりお勧めはできませんが、とにかく日頃ストレスを抱えていて何かぶっ壊したくなったりするならぜひ本作をプレイしてみてください。現在ではPlaystationアーカイブスとしてPSNでも配信されており、PSPやPSVita、PS3でもプレイすることができます。どこでも破壊三昧!!ウヒョー!!(ぉ
ちなみにPS、PCでは続編として「2」もリリースされており、こちらも国内版が出ていますが、いまだにプレイしていないので機会があったら入手してプレイしてみたいかなぁと思っています。
あ、言うまでもないですがこれを現実に一般道でやっちゃだめですよ。やるなら本作をプレイするか、”デモリッシュ・ダービー”に参加しましょう(ぉ
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購入金額
0円
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購入日
2012年08月頃
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購入場所
Visco 上板橋店
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