今現在、絶賛大炎上中のPCデポで安価なUSBメモリを販売してた、磁気研究所(HI-DISK)販売元な中国製SSD。
搭載コントローラーはMarvell社の”88NV1120-BTZ2”で、SATA向けのMLC/TLC対応、DRAMキャッシュ無し構成にも対応するコントローラーの模様。
筐体は全てプラスチック製で、ネジが一本も見当たらない。全てツメで止まっている。
型番の末尾にBULKと入っているが、製品保証は一年間と書いてある。
レシート上の保証区分はD(代理店・メーカー保証に準ずる)だったので、バルクではあるが磁気研究所の保証期間に準ずるようだ。
日本語でサポートセンターの情報まで乗ってたりして、バルク品なのに何気に親切。
・・・・というわけで、詳細が良く分からんので、封印を避けてざっくり分解してみる。
完全にツメだけで止まってるので、コネクタの反対側を中心に分解工具を突っ込み開始。
割と固めだったけど、五分程度で分解完了。
基板ちっちゃ!・・・・っていうか、TLCのSSDってだいたいこんな感じですけどね。
とりあえず、表も裏もDRAMらしきものは載ってないので、DRAMレスなのは確定でいいと思う。
TLCの表面にある型番らしいもので検索してみたが、詳細はまるっきり不明。
うーん、実に怪しい・・・・
計測はZ77環境(i5-i5-3570K)なので、今回はCDMのみ掲載。
ベンチ結果を見る限り、120GBのTLC-SSDとしては十分に及第点の性能。
書き込み速度がランダムでも370MB/sを超え、4KQD32も100MB/sを超えている。
DRAMキャッシュレスということで、4K性能に問題があるかと思ったら、早くはないけど割とマトモな性能だ。恐らくTLCの一部をSLC利用して、キャッシュとして使っていると思われる。
容量的にも性能的にも、システム用として使うには少しばかり物足りないといえば物足りないが、SATA2.0動作のノートPCなどの復活用には、価格も手頃なので丁度いいかもしれない・・・
・・・・と、思ったんだけど、info見た限りで言うと「システム用にはお勧め出来ない」わ、コレ。
バラしたときにも気になったんだが、やはりこいつ放熱周りが宜しくないです。
装着直後でこの温度、ベンチマーク完了後は50℃近かった。
オール・プラスチック筐体の弊害がモロに出ている恰好なので、長時間頻繁なアクセスが発生する環境には不向きかもしれない。
つまり、システム用として使うには余りお勧め出来ないです。
データ持ち歩き用としてはいいかもだ。
私がコレを買った理由は「ZM-VE300に突っ込んで、データ持ち歩く用」なので、正直システムで使えないとか4Kが伸びないとかはどうでも良かった。
そういう訳で、USBケースに突っ込んで「安価な割に高速なUSBメモリ」的な、データ持ち歩き用として使うには十分に及第点。
DRAMキャッシュレスというある意味では不利な構造が、USB接続としてはむしろいい方向に働く(突発切断時でもキャッシュは残る?)可能性もあるし、データのR/Wだけなら4K周りの性能は大して気にする必要もない。
なにより、税込で3980円と4000円を切っているのが、お手軽で有り難い。
お薦めかと言われると微妙だけど、判ってて使うにゃ十分ですよ。
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購入金額
3,980円
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購入日
2016年09月11日
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購入場所
ドスパラなんば店
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