先日microSDカードスロットからの読込があまりに遅いという話を書いた、ONKYO DAC-HA300ですが、このとき利用したのは64GBのmicroSDXCメモリーカードでした。つまり、フォーマット形式はexFATということになります。
その後16GBのmicroSDHC(FAT32)からの読み出しに変えてみると、遅いとはいえ電源投入から約1分で再生可能になり、5分近く待たされるよりは大幅にマシという結果となりました。ちなみに、64GBのメモリーカードはこちら
16GBの方はレビュー未掲載なのですが、
これの16GB版となります。
16GBが十分な容量とは思いませんが、必要最低限ではあると思いますので、読み出しの速い16GBを新たに用意して、待ち時間に差が付くかどうか確認してみました。今回用意したのは、公称値で読み出し90MB/sというSanDisk Extreme SDSDQX-016G-J35Aです。
まあ、これを選んだ理由は単に安売りを見つけたという理由なのですが…。
読み出しは上位モデルに匹敵
先日、この製品の1つ上のクラスとなるExtreme PLUSの32GBモデルのレビューは掲載していますので、速度についてはそちらと比較していただければと思います。
まずはいつも通りのベンチマークテストの結果です。iBUFFALO BSCR20TU3をASUS P6X58D-EのUSB 3.0端子に接続しています。
▲Crystal Disk Mark Nano Pico Edition
まず、読み出しに関しては上位のExtreme PLUSとほぼ同等と考えて差し支えないでしょう。より上位のExtreme PROなどでも16GBがそれ以上よりも僅かに遅いという傾向が見られましたので、32GB同士で比較すれば完全に同等なのかも知れません。
その一方で書込に関しては、明らかに上位モデルよりも劣ります。ほぼパッケージ記載の公称値通りという辺りが、さすがSanDiskという気がしますね。ちなみに本製品の公称速度はRead 90MB/s、Write 30MB/sです。
ただ、今回の目的は単なるベンチマークテストの値を得ることではなく、DAC-HA300の読込時間が短縮出来るかです。
TOSHIBA EXCERIAの16GB(公称値Read 48MB/s)では、約55秒かかっていたのですが、このExtreme SDSDQX-016G-J35Aでは実測値で約48秒でした。どちらかというとランダム性能が影響しているのかも知れませんが、メモリーカードの性能もある程度は影響するということでしょうか。
本当はせめて32GBにしたいところではあるのですが、使い始めに待てる時間を考えるとこれくらいが妥当なのかなという気がしています。新しいメモリーカードを用意したことが無駄でなかったことには安堵しました。
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購入金額
842円
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購入日
2016年08月20日
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購入場所
コジマ
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