ドイツのPCパーツブランド「be quiet!」扱いの電源ユニット。
ドイツNo1ブランド…らしいのだが、国内では2006年頃にツクモが独自に輸入したDARK POWER PRO シリーズ以来ご無沙汰だった。2014年にディラック扱いで輸入されたのがこのSTRAIGHT POWER E9シリーズ。うん、既にこれも取り扱い終了品なんですけどね。
今回電源を買い換えるのに条件にあっていたのもあるが、その10年前のDARK POWER PROを5年間使っていたお気に入りだったので選んだ感が強い。というかBE-Q530は古いとはいえ電圧異常等見られないので今でもテストPC用に所有している。
出力は580Wで80PLUS認証はGOLDと特筆するスペックではないのだが、最近では珍しくなったレーン分割タイプ。24pin以外はすべてプラグインとなる。セミファンレス等のギミックは無い。
カッコイイ
我が家に再び現れたbe quiet!はいつのまに闇属性から光属性に変化していてその名も「STRAIGHT」なのだが、外観はつや消しブラックになったのでより闇っぽくなったきがする。
ファンガードが珍しい形状かつ光沢処理されているのでなかなかかっこいい。
特にこのファンの内側にさりげなく入ったオレンジのラインがステキ。
電源本体もカドが丸く処理されていたり結構イケメンだ。
下置きケースでファンを上にした場合こんな感じでロゴがドーンと出るが、ファン部以外はスペック表含めつや消しブラックなのでうるさくない。
さりげなく背面のスイッチ部にもメーカーロゴが。
効率も十分でコネクタの量も扱いやすい
プラグインコネクタは1本1本構成が違っていて自分の構成にあわせたモノを選べるのが便利。
SATA*4
SATA*2/大4pin*2
SATA*2/大4pin*2/小4pin*1
特に2本はSATA電源とペリフェラル4pinが混合したケーブルになっている。せっかくプラグインでケーブルを減らせるのにアクセサリ用の4pinのために1本まるまる増えるということがない。ちなみに本体側のコネクタは4口なので全部挿しても1口余るがケーブルの単品入手方法は無い。
PCIexpress用は6+2pinが2口。それが2本(写真失敗)。コネクタ側が色分けされているがケーブル自体は同じ。後述の通りマルチレーンかつ全体の容量がさほど高くないのでこれをフルに使う構成は気をつけたほうがいい。
そしてCPU用の4+4pinだ。
本体側のコネクタはそれぞれ色分けされているが、4レーンが色に対応しているという仕組み。マルチレーンなのでレーン毎の消費電力に注意する必要がある。12V3/4がPCIex用コネクタ。
CPUのオーバークロック等には不向き。そして総容量が580WなのでマルチGPU環境も極端な構成はキツイ。まあ580Wでハイエンドマシンを動かそうという人はあまりいないだろう。
とかいいつつ自分はX99環境にローエンドGPUとかいう見事アンバランスで不向きな構成なのだけど…現状は定格動作だし問題はない。
ただ今回置き換え対象にするのが500Wのプラチナ電源なので認証は下がる。更に若干だが全体容量も増えるので特にアイドル消費が下がるのは想定済みだ。
全体の構成はi7 5960XにGeForceGT710、HDD2台にSSD1台、光学ドライブ1台にサウンドカードとUSBカード。
Huntkey X7-500 黒風500(500Wプラチナ)
idle104W/OCCTCPU 306W
be quiet! STRAIGHT POWER E9 CM 580W(580Wゴールド)
idle108W/OCCTCPU 299W
と、アイドルではさすがに負けたもののCPUでは逆転。580Wのちょうど半分くらいの消費電力なので一番効率のいい部分に当たったのだろうか。
ただ5960Xをここまでぶん回すことは稀というかほぼ無いので普段使いの100W帯だとやはり黒風有利。それでも交換に踏み切った理由は黒風が既に3年半経っていた点。
このPCは高価なX99環境なので故障予防的な交換をしたかったのと、ケースが古いのであまった配線を裏に押し込むのがギリギリだった点、そして何よりセミファンレス機能が仇となりケース上部の排熱能力が不足してしまっていたりと結構気になる点が多かった。
あと黒風のスペックシールが逆さかつ曲がっているというステキな状態だったので別の電源のスペックシールを上から貼って隠していた始末(オイ
というわけゴールド以上かつプラグインでセミファンレス機能が無いもの…という条件がそろっていたのと以前be quiet!を使って気に入っていたので決定。ケーブルはスッキリしたししっかりCPUの排熱を外に出してくれるし、何より見た目が好みなので満足満足。
まあそんなに目立つ場所じゃないけどさ!
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購入金額
10,380円
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購入日
2016年08月23日
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購入場所
Tsukumo ex
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