お伊勢参り
門前のおかげ横丁で頂戴する定番といえば赤福ですが、こし餡、甘いモノが苦手と言われる方も居られます。
そのような方にオススメしたいのが「絲印煎餅」
日本でイチバン柔らかいと言われる「伊勢うどん」は、長旅で疲弊した旅人の胃袋に優しく、、、と
工夫されたものと聞いておりますが、この絲印煎餅も、まさに優しい風味でございます。
絲印とは
絲印とは、室町時代以降中国からわが国に輸入された生糸に添付されていた銅印のことをいい、
小さな鈕(ちゅう)のついた印です。
この輸入生糸の一荷には、必ず銅印一個をつけ、わが国に到着した後その斤量をあらため、
受領証書にこの印を押して、取引の証とする優雅な風習がありました。
しかも、一荷ごとにつけてある印は、印面も形もそれぞれ異なり、印文も取引用語を抜きにして、
弄花吟月、愛春惜秋等の風流語や、判読しにくい謎のような文字、絵、文様などが風雅に表されていました。
また、鈕には人物、動物等を鋳出し、意匠も種類も雑多で、明時代の精巧な鋳金術をそのままに、
小さいながら当時の工芸美術品の代表的なものと言えます。
太閤秀吉もこの絲印を愛し、公文書に押す自らの朱印もいくつか秘蔵していた中の
最珍品を用いたと伝えられています。
製品添えつけ文より転載
万人に好まれる
鶏卵、砂糖、小麦粉を用い、薄く焼き上げた煎餅です。
表面には絲印の印影が焼き付けられます。
食感は軽く、ぱりっとした感覚を味わえるも、柔らかい口当たりです。
これは薄く焼き上げられた煎餅が持つ独特の食感だと思います。
和風の外観ですが、すこし洋風味も感じられるので、必ずしも日本茶だけがお供ではありません。
珈琲でも紅茶でも、お子様ならカルピスやコーラとでも楽しめます。
いちまいいちまい 異なる焼き印を楽しみながら、一包6〜7枚があっという間にお口の中で溶けると思います。
甘い赤福と濃い宇治茶で楽しむのもお伊勢参りなら、
日持ちのする絲印煎餅をお土産に買うのもお伊勢参り。
他にも岩戸餅や生姜糖など、様々なお伊勢参りのお土産お菓子が並ぶおかげ横丁ですが、伊勢うどんとともに 先人に思いを馳せて 楽しまれては如何でしょうか?
いただいた製品は、30包入(約200枚)箱入りです。 売価は1550円。
容量によって520円から4850円まで、各種箱入り・缶入りが揃います。
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購入金額
1,550円
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購入日
2016年08月20日
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購入場所
いただきもの
くろぱんださん
2016/08/23
昔のお伊勢参りでは、非常に長い距離を旅し、
餡餅などの甘いものが「遠い所お疲れさま」のご褒美だったと聞いて納得しました。
焼き菓子はお土産にぴったりですね。伊勢茶か赤福しか思い当たりませんでした。
伊勢うどんは・・・話のネタになるので食べました・・・不思議食感。
フェレンギさん
2016/08/23
伊勢近辺では、観光地であろうとなかろうと、地元民はみんな伊勢うどんを注文してます。
驚きました。
見た目より味わいは濃くないので、仰るように「おつかれさま」の気持ちが篭っているということですよね。
新名神・伊勢道開通で 観光客は増えたものの宿泊客は激減の伊勢地方ですので、また行ってあげてね〜
お願いします。
いぐなっちさん
2016/08/23
三重ブーム中です。
フェレンギさん
2016/08/23
おお! そうですか。
私も三重県とは縁が深いんです。
伊勢志摩〜松阪〜伊賀〜四日市 ぜんぜん異なる風土を南北に持つ三重県。
旅行先として とても楽しめますので、 ぜひご贔屓に。