先日到着したTAITAN Xと合わせて購入したSLI HB BRIDGEである。

2スロット用（GPU間0スロット）、3スロット用（GPU間1スロット）、

4スロット用（GPU間2スロット）の3種を購入。

R5EではPCIeの2スロットがx8になるので

1スロットと4スロットにGPUを挿している。

なので現在使用中のブリッジは4スロット用。

EVGA表記ではnVdia表記と違い、

GPU間のスロット数となっているので注意。

4スロット用なので今までの3Way用と同じサイズである。

背面。

特にこれといった部品は無い。

分解してみるも、LEDライトの配線程度の部品しか無い。

こうして見ると単純にSLIケーブル2本と同じかと思われるが…

GPU-ZのSLIの項目に、high-bandwidthと出てくる。

SLIケーブル2本では単にEnabledしか表示されない。

5930K+TITAN X+HBブリッジでは

Graphics test1のFPSが200を超えるのに対して、

SLIケーブル2本では160FPS前後に留まる。

Graphics test2も40FPSほどの差が出ており、

Graphics Score総合で1万ポイント以上の差が出ている。

FF14ベンチの4k最高画質でのスコア。

HBブリッジでは15000オーバーに対して、

SLIケーブル2本では14500程となった。

事前情報ではSLIケーブル2本との差は無い、と言われていたが、

実際には誤差とは言えないレベルで差が出ている。

※上記の差は5kモニタ特有の物と思われる。

以下、DPケーブル1本にして4k接続にしてのスコア。

FireStrike 4k HBブリッジ

FireStrike 4k SLIケーブルx2

FireStrikeExtreme 4k HBブリッジ

FireStrikeExtreme 4k SLIケーブルx2

FireStrikeUltra 4k HBブリッジ

FireStrikeUltra 4k SLIケーブルx2

4k接続では僅差でHBブリッジが上回る結果になったものの、必須レベルではない。

5kになると途端にスコアに差が付く、というか

SLIケーブルだと本来の性能が出なくなる模様。

ちなみにHBブリッジからSLIケーブルに差し替えて計測した後、

再度HBブリッジに戻したところ、SLIケーブルと同程度のスコアしか

出ない現象に遭遇した。

この場合、一旦nVidiaコンソールパネルから

SLIを無効化して、再度有効化する事で本来のスコアが出る様になる。

再起動では直らず、この手順が必須となる様である。

現状では入手手段が限られているHBブリッジだが、

Pascal系GPUでSLIを構成するなら是非入手したい。