千年以上の歴史を持ったはる小丸屋住井さんとこで、職人さんが丁寧に造らはる京丸うちわどす。
団扇ゆうたら四国の丸亀うちわさんや、岐阜のうちわも有名やし、そらええもんを造ったはるとおもうんどすけど、もともとは小丸屋さんとこの深草うちわから始まってるそうどす。
もう10年以上前に貰うたもんどす
かなり前に貰うたもんでっさかいに、そらちょっと傷んでます。
そやけど、この竹製の持ち手を軽う握って扇ぎまっしゃろ。 そらええ風がくるんどす。
祇園さんの時に町で配ってはる樹脂製のウチワとは、そらぜんぜん違います。
なんやしら、ほら柔らこうて、そんでいてようけの風がきます。
力要らしまへんし、軽うて、そらやっぱりホンマモンはちがいますわ。
8年前に義父が亡うなってしもうたんどすけど、そん時の初盆でも使こうてますんやな。
鬼太郎ちゃんの目玉のお父さんを真似て作ってもろうたぬいぐるみといっしょの写真が出てきましたわ。
日の日中に、これで涼をとろうとおもても、そらあきまへん。
やっぱり日が暮れてから、そうか打ち水でちょっと涼しいなったお屋敷の縁側でやったら
この京丸団扇で ええ風がきます。
ええもんどす。
市さよ姉さんとこの家紋は蔦やわ。 この蔦は中陰光琳蔦ゆうて、江戸の春風亭さんとこのんといっしょや思います。
うちとこのんも蔦やけど、蔦云うたらぎょうさんありまっしゃろ。 なんや感じがちがいます。
中陰光琳蔦の蔦は偉そのうて、なんやよろしいな。
お好きなもんを拵えてもらえます
この団扇は、先斗町の市さよ姉さんとこのもんです。
先斗町に限りまへんけど、今日の花街では夏のご挨拶に芸子さんや舞妓ちゃんが、お得意さんとこへ
名入りの団扇を配るんどす。
料理屋さんや土産もん屋さんの店先で、この小丸団扇をぎょうさん並べて飾ってはるお店もあります。
岡崎の円勝寺さんとこの近所に小丸屋住井さんとこのお店があります。
そこやったら、あんたはんのお好きな文字や絵柄を入れて、世界でただ一本だけの団扇をこしらえてくれはります。
そんときは税抜きで二千五百円と聞いてます。 入れもんもくれはります。
箱は別どっせ。
ええもんどすし、そんな丁寧に使わんかて長持ちします。
なにより愛着が湧きまっしゃろ。
ほな、そう思えたら 安いんちゃいますやろか。
-
購入金額
0円
-
購入日
2000年07月頃
-
購入場所
いただきもんどす
checkerflagさん
2016/08/10
優しい京都弁で紹介されると余計風流です。
フェレンギさん
2016/08/10
京都のもんは、なんやしらんいけすかへんとか思うてはるんとちゃいますやろか?
おことばをそのままもろうてかましまへんのやろか?
ほな、ほんまにうれしおす。 おおきに。
くろぱんださん
2016/08/11
自然に伝統が守られて行くの京都ならではですね。
うちわ・金魚・京都弁…なにやらゆっくりした空気感が夕涼みの雰囲気で素敵です。
先斗町の市さよさん、お綺麗ですね。
フェレンギさん
2016/08/11
先週のことおもうと、ちょっとだけましどすけど、お昼過ぎたらまだまだ暑うなると思います。
どうぞお身体のこと きぃつけておくれやすな。
>舞妓・芸妓さんの夏のご挨拶などに使われて、
自然に伝統が守られて行くの京都ならではですね。
>たしかに、そうですね。 使ってもらえる土壌と、輸入物や大量生産品より高くても、持ちつ持たれつで買わせてもらう仕組みが無ければ続かないと思います。
金魚の下には向日葵のポストカードを忍ばせて 暑さと涼しさを楽しんでもらおうと思ったんです。 気づいてもらえて良かったです。
市さよ姐さん、TVでしか見たことおへん。 先斗町を代表する方とお聞きしております。