アイテム情報はSanDiskの日本正規版のものとなっていますが、実際に購入したのは同じ正規品でもNTT docomo取扱品の「SDSDQX-032G-1JD3A」となります。もっとも、パッケージ以外の部分は正規版の「SDSDQX-032G-J35PA」と全く同一の筈ですが。
パッケージ表記の性能によると、
・シーケンシャルリード:80MB/s
・シーケンシャルライト:50MB/s
・microSDHC Class 10
・UHS-I、UHS Speed Class 3対応
となるようです。また、Extremeシリーズですので、データ復旧ソフト「RescuePRO DELUXE」の1年間利用権も付属しています。
その他「防水、耐温度、耐衝撃、耐X線」という表記もあり、そこそこ上位仕様らしい特徴を持った製品ということが出来ます。
書き込みが少し弱めだが高性能と評して差し支えない
それではいつも通りのベンチマークテストの結果です。環境もいつも通りとなる、ASUS P6X58D-EのUSB 3.0端子に接続した、iBUFFALO BSCR20TU3で測定しています。
▲Crystal Disk Mark Nano Pico Edition
まず、読み出し側の結果については文句の付けようが無い性能です。シーケンシャル、ランダムともにこれまでテストしたメモリーカードの中でもトップを争う水準です。シーケンシャルでは公称値の80MB/sを大きく超える95MB/s前後を記録していますし、ランダム4Kでもいずれのパターンでも10MB/sを超えてきています。この両方を満たす製品は各社のハイエンドクラスに限られてきますから、それよりはグレードが落ちるこの製品の結果としては十分すぎるものです。
一方の書き込み側については、シーケンシャルで公称値の50MB/sは軽々と超えてきていますので、性能としては十分でしょう。ただ、読み出しのきわめて優秀といえる結果と比較すると、やや物足りない水準にとどまっているともいえます。ランダム4Kで3MB/s前後を記録していますし、製品グレードからすれば優秀な結果ではあるのですが…。
今回の購入価格から考えれば素晴らしい性能ですが、本当に速度性能を追求するのであればやはり上位のExtreme PROを選択するのが正解ということでしょう。あくまで割合手頃な価格帯で安定した性能というのが、この製品の持ち味ということになりそうです。
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購入金額
1,080円
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購入日
2016年08月06日
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購入場所
じゃんぱら
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