私、大のシミュレーションゲーム好きでして、シヴィライゼーションや、コーエイテクモの出す信長の野望シリーズ、三國志シリーズなど、ある程度有名な作品は一通り囓っています。
今回は、三國志シリーズ30周年記念最新作ということで、期待してパワーアップキットの登場を
待てずについつい購入してしまいました。
低スペックでもヌルヌル動くぞ~!
2016年に出てきた最新のゲームですが、
対応機種:PS4/PS3/Xbox one/Windows(Vista/7/8/8.1/10)
と幅広い為か、比較的低スペックなパソコンでも動くように設計されています。
実際にプレイしてみた感じでは、Corei7 3770K内蔵GPU(HD4000)では若干重いですが、ノートパソコンのIntel Core i7-4750HQ内蔵GPU(Intel Iris pro グラフィックス5200)だと最高設定でも快適にプレイできるので、最新の第6世代以降のCPU内蔵GPUであるか、もしくはnVidiaかAMDのそこそこのGPUを載せてるパソコンなら問題無く動作すると思います。
そもそも三國志シリーズって?そして今作の特徴は?
三國志シリーズは、コーエーテクモゲームスが発売している歴史シミュレーションゲームのシリーズ。
後漢末期から三国時代に掛けて、中国大陸に割拠した君主(群雄)の一人となり、中国統一を目指すゲームで、基本的には戦争するのですが、戦争するために前準備として内政したり、外交を駆使したりする必要があります。
そして今作では、三國志の世界に没入できる君主から一配下まで全ての武将(700名)の中から好きな武将を選んでプレイできる全武将プレイが採用されています。曹操や劉備、姜維、諸葛亮など、自分の好きな武将をプレイできる(もちろん自分の作った武将でもOK)のが楽しいです。
また、プレイヤーをはじめとした武将たちの存在感や関係性がひと目で分かる「相関図」、内政や戦争で影響を及ぼす「絆」システムは、三國志の世界をきらびやかに彩ります。
戦争では、リアルタイムな一枚絵で行われ、挟撃や戦法を駆使し、敵を倒すのですが、これが一刻一刻と状況が変わり、なかなか白熱したバトルになるのが楽しい。
そして本作のチュートリアルモードである「英傑伝モード」では、史実を追体験しながら、操作方法を学ぶことができる。この「英傑伝モード」がかなり作りこまれていて、これをプレイするだけでもかなりのボリュームになっている。
見るべきところはあるが、まだ未完成の域
まず、このゲームの根幹をなすシステムが信長の野望・創造ベースであるというところがキーポイントにあるように思う。信長の野望・創造は、君主型戦略ゲームの名作で、非常に面白かったゲーム。その土台を流用しつつ、全武将プレイできるように組み立てたのが三國志13。
現状、土台はいいんだけど、建屋のとのかみ合わせが今一つ上手くいっていないように思う。
例えば、武将プレイでは、戦争で自分しか操れないのでストレスがあったり、都督になって戦争はすべて自分の権限で操れるようになっても外交面ではNPC無能君主の御意向に従わなかければいけなかったりと、戦略と戦術の面のバランスが上手く取れていないと感じさせられる。事実、面白いのは武将プレイより君主プレイだ。
また、今作の目玉である絆システムも今のところ形骸化している。なぜなら、国盗りスピードが速すぎてまったりと武将同士の絆を深める余裕がない。
戦争においても10部隊までしかマップ内に参加できないという問題があり、大部隊との戦争では、椀子蕎麦を食べるようだと揶揄されている。
とにかく問題点を挙げればキリがないが、一つ一つを見れば割と悪くないのが面白いところです。信長の野望・創造がそうであったようにパワーアップキットで化ける可能性は十分にあると思います。
来年に期待で!
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購入金額
8,000円
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購入日
2016年01月21日
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購入場所
Amazon
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