RCA製の電圧増幅用双三極管、6SN7です。
初期のタイプで、薄型の2枚プレート、ボトムDゲッター、ピンチステムの仕様となっています。
ガラスには薄いカーボンスートが施されていますが、皮膜が薄いため中が半分透けて見える仕様になっています。
購入したうちの1本は、マイカが直接ガラスに触れておらず、マイカサポートが付いている構造になっていました。
この構造の6SN7って珍しい気がします。
中が見えなくなるため不人気のカーボンスートですが、これはヒーターで熱せられて放出された電子がプレート等に捉えられず、直接バルブの内壁にぶつかってしまうと二次電子放射が発生し、悪影響が生じます。
ガラスの内側に伝導体であるカーボンを塗布することで、放射をなくすことが可能となります。
これが、カーボンスートされる理由です。
今まではPhilips ECGの6SN7を使っていましたが、RCAのものに交換すると少し奥行きが出た感じになりました。
メリハリはPhilipsの方が良かったかな…?
ただ、6SN7の交換ではそれほど劇的な差は出ないので、外見的に気に入ったものを使うのも手かもしれません。
-
購入金額
0円
-
購入日
2016年07月09日
-
購入場所
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。