SEIKOが販売している電波目覚まし時計の1ブランドです。

ローマ字表記でRAIDENですが、おそらく雷電なんでしょう。

最上級機は税抜き9800円のアナログ式目覚まし時計でして、筐体両サイドに大きなベルを抱えています。　普及価格帯のアナログ式も筐体下部に大きなシングルベルを抱えておりました。

液晶画面と電波時計機能を持つライデンも、大きなベルを両サイドに抱えた製品がありますし、当該製品の様に従来型電子音SPを備える製品において「ダブルSP仕様」のものなど、広い価格帯で様々なデザインのライデンがありました。

私は特に大音量は必要ありませんが、この製品が信頼のSEIKOブランド内最安値だったので選んだのです。

単3電池2本は付属しないので、別途用意する必要があります。

極性に注意しつつ電池を入れると日付も時刻も所定の00：00からカウントを開始しますが、取説に従い電波を受信できそうな場所で放置しておくと、おそらく10分以内に正しい日付・時刻が表示されます。　

この受信速度は過去のどの製品より早いものでした。

特に大きな製品ではないので、大きなバーアンテナが装備されているはずもありません。

おそらく回路のブラッシュアップがあったのでしょう。

万が一正しく電波を受信できない場合は取説に従い、ボタン操作で合わせてやりましょう。

この場合でも通常のクォーツ時計の精度が期待できます。

一度でもこの種の時計を操作したことがある方なら、取説を見ずにめざまし時刻の設定が可能だと思われます。

また特筆すべきは、アラームオン・オフのスイッチが、他のスイッチと全く異なる操作方向・仕組みを持っていること。

これだけが上下方向にスライドさせて動かすスイッチなので、せっかくのお休みの日に間違って鳴っているライデンを手探りで止めることが可能です。

筐体上部のタッチスイッチで止めても、5分毎のスヌーズ音が繰り返されますしね。

もしも「起きなくちゃダメな朝」に寝ぼけて誤操作してしまわないように、このスライドスイッチは固めに設定されています。

このあたりSEIKOのお寝坊さんが考えて考えぬいて設計した操作パネルだと思いました。

同じセイコーの同価格帯電波目覚まし時計のピクシスと比較してみましたが、ほぼ同じエンジンで組まれていると思われます。

おそらく目覚まし用SPの仕様も近いはず。

でもピクシスのSPが裏面に備わるのに対してライデンはフロントパネルに備わります。

簡単な物理の法則に従って考えれば、ライデンの方が大きな音に聞こえますよね。

ライデンは音量の2段切り替えスイッチも備わります。

この辺りの音量の感じは動画で確かめてください。

動画を収めた後で確認したのですが、ライデンの目覚まし音は通常のアラーム音だけでなくメロディ音も選べるようです。

この操作は取説を見ないと気づきませんでした。

逆に言うと取説無しで基本操作が可能だということだと思います。

サイズ　　　　51x144x42mm　

樹脂筐体に白色パール塗装　前面パネルは薄いガラス

重さ　　　　　90g

単3（アルカリ）×2　(電池寿命約1.5年間)

機能

電波修正機能（40kHz/60kHz自動選局・受信OFF機能つき）
大音量電子音アラーム
アラームオートストップ機能（約5分間）
スヌーズつき
音量切替（大/小）
アラームモニター機能
ライトつき
2099年までのフルオートカレンダー機能
温度表示（温度測定範囲：0℃～40℃　測定精度：±2℃　）
12時間制／24時間制切替式

このピクシスのレビューでも書いているのですが、福島局と大分局の丁度中間地点に住むものとして

新しいライデンがどちらの局からの電波を受信するのか興味が湧きましたが、最初はピクシスの西に対して東を指していました。

しかしその日のうちに西を指すようになり、その後はマチマチです。

ただ、全体的に見て西を指すことが多いと「地域に関わらず」地震速報を見ることが多いんで

ちょっと心配してます。