このネジでノートPCのヒンジのところを固定しました。
ヒンジが壊れやすい、lenovo G570 です。
壊れやすいので気をつけなきゃと思っていた矢先、さっそく壊してしまいました。
分解中、一部のネジを外した状態でヒンジを動かすと残りのネジに負担が掛かり、ボスが負けていとも簡単に壊れるのです。
ふつうに使用していても、振動や衝撃でどれかのネジが緩んで残りのネジに負担が集中したりすると同じように壊れます。
で、修理。
ヒンジは左右にあって、ボトム部の下カバーとそれぞれ2本のネジで固定されています(上カバーを付けるとそれぞれもう1本ずつのネジで共締めされる構造です)=赤枠内(写真は修理後)
壊れて失われた元のネジ用のボスをエポキシ接着剤で元の高さ近くまで盛り上げ再建して、このネジでとめました。
元のボスには鬼目ナットが埋まっていて、テーパーのないMネジがとまっていたのですが、作業性と強度を考えて鬼目ナットを埋めず固まったエポキシ樹脂へ直接タッピングネジを使用することにしました。
元のネジはM2.5x5でした。ボスの高さに余裕があったので、付け替えるネジの長さは8mmとしました。
上:オリジナルの M2.5x5、下:さらタッピング2.6x8
頭の形は本当はさら型ではなくて、なべ型かトラス型の方がよいのだけど、いつものホームセンターにはさらタッピングしかなかったのでよいことにしました。
塗ってから数時間後、エポキシが完全に硬化する手前の硬さのときに下穴なしでネジをねじ込みました。
翌朝固定の具合を確認すると、硬化が進んでいて普段の使用には十分耐えるくらいの強度は出せた感じです。見た目は悪いですが、元の構造より頑丈になったかもしれません。
もし、再度壊れてもエポキシを盛り直して再びネジでとめれば大丈夫そうです。
たった4個の小さなネジですが、いい仕事をしています。
あらゆるサイズ、材質のネジがホームセンターなどで少量安価に手に入るのも助かります。
ネジはJISの用語では「ねじ」です。レビューではカタカナの方が読みやすいかなと思って「ネジ」にしています。
ちなみに、ネジの頭にあるドライバーと組み合うプラス形の部分は、JISの用語で「十字穴」というそうです。英語では「cross recess」。「ねじ回しの先端を差し込んでネジ部品を回転するために設けた十字形のくぼみ」と定義されています。マイナスネジの溝は「すわり」(同 slot)だとか、意外と知らないです。そういえば「ねじ回し」という言葉は使わなくなりましたね。
適合するドライバーは、1番。
盛り上げた接着剤はダイソーで以前買ったこれ。
硬化前は粘度が低いので盛っても流れやすいです。手間がかかりますが数回に分けて盛って対応しました。分けて塗っても境目で剥がれることもなさそうです。パテとして作業できるタイプの材料を探してもよかったのですが、造形のしやすさよりも食付きや強度を考慮して今回は使用しませんでした。
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購入金額
132円
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購入日
2016年06月21日
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購入場所
ロイヤルホームセンター・千葉みなと
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