表面実装の2回路入りオーディオオペアンプです。OPA2134やOPA2604の後継品としてOPA1642、OPA1688とともに指定されています。
OPA2134に似ている
OPA2134と似た音です。ただ、高域が少し聞こえやすくなった気がします。
過渡応答(A=11 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=10kΩ 位相補償なし 10:1プローブのみ接続 ガラエポユニバーサル基板)
(12/30追記)15Ω負荷(セメント抵抗)時の過渡波形を以下に掲載します。
過渡応答(A=1 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=0 位相補償なし Rl=15Ω ガラエポユニバーサル基板)
汎用性の高い石
2回路入りの石ですが、表面実装品のみなので電子工作で使うにはピッチ変換基板に半田付けする必要があります。
しかし、OPA2134やOPA2604と違いrail-to-railになっており、スペック上入力範囲はレールとのマージンが最悪値で1.5mV(!)しかありません。電源電圧も4.5V(±2.25V)から動作するように改良されています。
オーディオオペアンプであると同時に汎用オペアンプでもあり、入力バイアス電流の少なさもOPA2134に迫ります。
短絡電流は40mA程度あり、32Ωイヤホンでは計算上1.28Vまで出ます。iPhoneのボリュームを半分程度にした状態が100mVだったのでcMoyでも充分駆動できるでしょう。
変換基板を含めても良い方
ピッチ変換基板の代金も含めて考えるとOPA2134より少し高くなってしまいますが、rail-to-railになっていることなどを加味するとより良い石になっているため、全体としてコストパフォーマンスは良い方だと思います。
それほど発熱しない
24V駆動のcMoyアンプでは、外気温31.3℃に対し37.1℃程度まで上がるようです。
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購入金額
420円
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購入日
2016年05月頃
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購入場所
デジット
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