あまり話題になりにくいようですが、高速で高精度なオペアンプです。今回入手したのはDIPの石ですが、メタルCANのパッケージ(TO-99)もあります。
癖が少ない
OPA2134寄りで癖を感じにくい音質です。僅かに透明感のようなものを感じます。
過渡応答(A=11 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=10kΩ 位相補償なし 10:1プローブのみ接続 ガラエポユニバーサル基板)
(12/30追記)15Ω負荷(セメント抵抗)時の過渡波形を以下に掲載します。
過渡応答(A=1 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=0 位相補償なし Rl=15Ω ガラエポユニバーサル基板)
嵩張るのが難点か
1回路品しかないので、ステレオで使うにはもう1つ必要です。また、2回路用のソケットに差し替えるには変換基板も必要です。当然ながら、物理的に挿し替えられる(他の部品や筐体に碰からない)ことが前提です。
短絡電流は±28mA(代表値)です。32Ωイヤホンでは計算上896mVまでは大丈夫ということになります(単純にオームの法則を適用できると仮定した場合)。cMoyのような直接イヤホンを駆動する回路の場合、接続するイヤホンを選ぶと思われます(16Ωイヤホンだと負荷が重いかもしれません)。
ユニティゲイン安定なので、挿し替えられるスペースが有るのであれば挿し替えてみるのも良いでしょう。
それだけの価値はある
同じもの2つと変換基板が必要ですが、それを差し引いてもクリアな音質なのでそれだけの価値はあります。
温かくはなる
24V駆動のcMoy回路では、外気温31.4℃に対し、パッケージの表面温度が40.2℃程度まで上がるようです。
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購入金額
880円
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購入日
2016年06月09日
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購入場所
デジット
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