内部配線でコネクタを使うとき、必要になるのが精密圧着工具です。電子工作でよく使うコネクタといえばQIコネクタ(2550コネクタ)が思い浮かびますが、このようなオープンバレル端子の圧着用に使います。
自分で圧着できるようになると、電子工作の幅が広がります。私が筐体付きで作る場合、筐体側に端子を付け、基板にはヘッダピンを実装するという方法を取ることが多いです。両方共ハンダ付けしてしまうと保守性が悪くなりますので、端子で実装したいものです。
また、QIのプラグ(オス)コンタクトはあまり圧着済み電線を見かけません。Arduinoの入出力端子はヘッダピンではなくソケット(メス)になっているので(この方がブレッドボードでは使いやすいのですが)、自分で撚り線に圧着する必要があります。
ダイス交換式
PAD-11の姉妹品として、PAD-12、PAD-13がありますが、これらはより大型の端子に対応するものです。このシリーズの特徴として、これらのダイスが単品でも販売されており、交換することでPAD-11をPAD-13相当にするといったことが可能です。交換もしやすいようになっていて、付属の六角レンチでできます。
PAD-11では電子工作では定番のQIコネクタや日圧XHコネクタなどの圧着ができ、日圧PHのような2mmピッチコネクタにも対応しています。メーカーによれば、1mmピッチのSHコネクタ(これも日本圧着端子製造)の圧着もできるそうです。
PAD-13は、ペリフェラルコネクタのような大型の端子に使います(電線も太めのものを使います)。
PAD-12はその中間のサイズです。
MADE IN JAPAN
本体には made in Japan と印刷されていました。ダイスが高精度で圧着後に綺麗な仕上がりになりやすく、日本だからこそできそうな品質です。海外(Amazonの米国サイトなど)でも、「SHコネクタを圧着できるのはこれだけ」という意見が聞かれます。
すぐに慣れた
精密圧着ペンチはこれが初めてだったのですが、すぐに慣れました。最初に20個程度のQI端子を圧着しましたが、失敗したのは1回だけでした。ただ、これは私が未経験だったためで、慣れてくると失敗はしません。
-
購入金額
6,877円
-
購入日
2016年05月頃
-
購入場所
デジット
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。