レビューメディア「ジグソー」

H7ハロゲン球からHIDに換装するためのキット FIAT500用

FIAT500現行モデルの上級機はHIDヘッドライトシステムを持っていますが、廉価機や初期モデルはハロゲンヘッドライト仕様です。

5年ほど前に掛かり付けの整備工場に依頼して、HID化しておりましたが、先月に片目が切れてしまいました。

調べてもらったところ、光源であるバナーは健在でしたが、バラストと呼ばれる安定器がダメになっておりました。

バラストの交換にはフロントバンパー・グリルの脱着が必要なので、それなりの工賃が発生します。

バナーの交換ならDIYできますが、再びバラストの交換が必要になると面倒なので、キットごと新規一新することになりました。

更新: 2016/06/03

5年 進化を実感

これは交換したバラスト。 

バナーは生きているので、取説・生きているバラストと共に保管しておくように言われました。

当該製品の直写真は撮影出来ておりません。

 

 

交換して

まずスイッチを入れてから所定の明るさに到達するまでの時間が大幅に短くなりました。

 

色温度は変わらず6000Kですが、人間の目が感じる印象として、より白く明るくなったと感じます。

 

また以前の製品はラジオに雑音が出ましたが、新しい製品はまったくそのような事はありません。

 

総じて5年間の進化・進歩を実感しています。

更新: 2016/06/03
取り付けやすさ

信頼できる修理工に依頼することをオススメします

製品には詳しいDIY方法が図柄と共に書かれた取説が付属していますし、HP先にも情報は掲載されています。

しかし、実際の脱着交換にはフロントバンパー・グリルの取り外しが必要になる場合が多いようですし、またヘッドライトユニット裏側にある防水カバーにも加工が必要です。

プロジェクター型ライトの場合は、比較的簡単に交換できるようですが、

レンズカットで配光を決定するユニットや、光源の後ろ側にある反射鏡で配光を決定するユニットの場合は、光源の位置(前後)が決め手となります。

ハロゲン球で最適化されているヘッドライトユニットに、リプレイスする形でHID光源を納めても

ほぼ上手くゆかないと聞いております。

ハロゲン仕様の欧州車なら、ヘッドライトの光軸を運転席側から調整できる仕組みを持っていることが多いので、取り付け後でも微調整できることもありますが、「ポン付け」では、車検で弾かれてしまう可能性があります。

 

またバラストは放熱と防水に腐心した構造ですが、それを取り付ける場所の選定にも心を配る必要があります。

水がかからず、エンジン本体やラジエーターからの熱の影響を受けにくい場所を選びつつ、きちんと固定することが必要です。

名の知れた大手ショップですら、「タイラップを利用してラジエーターコア近くにぶら下げる形」で取り付けているケースがあると聞いております。

エンジンルーム内に孔を開ける工程もありますので、信頼できる修理工に依頼されることが良いと考えます。

(バナーの交換ですら、工具を使っていくつかの部品を外す必要がある車が増えています。)

 

更新: 2016/06/03
効果

明るい 安全に寄与してます  但し光軸には留意が必要

ロービームはH7仕様ハロゲンが指定されており、ハイビームはH1仕様ハロゲンです。

どちらも55w指定のはずです。

 

このうちH7ロービームだけ交換したのですが、新しいHIDは35wにも関わらず体感上、倍以上の明るさを実現しています。

真っ白いロービームによる光の帯の中に、1.5倍の消費電力を必要とするH1ハイビームを足しても

「少し黄色い光が混ざるだけ」 そんな印象を持ちます。

もちろん光軸自体は制限されているので、真っ暗な国道を走行中に前方上方に掲げられている青い案内板を確認するときにはハイビームの助けが必要となりますが、街の灯りの中で走行している状況下では、ほぼハイビームの出番が無いほどです。

FIAT500は2灯式だと思っておられる方が多いと思うのですが(オーナーさんも含めて)実はれっきとした4灯式なんですよ。

上のランプがポジション球を持ったロービームで、下にある膨らんだほっぺたの位置にあるのがハイビームなんです。

何故かヘッドライトスイッチにはオンとオフの2ポジションしか備わらず、ポジション球だけを点灯させる事が出来ません。

安全と言えばそれまでですが、不思議な構造でございます。

 

 

 

更新: 2016/06/03
実用性

40才を越えると、、、ね。

視力性能だけでなく、感度自体も落ちてくるんだと思います。

明るさが恋しくなります。

また感度低下を補うために瞳のアイリスが、常に開放状態になるようで、被写界深度も浅くなります。

例えばレインエックスで弾かれた水玉に焦点が合ってしまうと、「前方視界が少しぼやける」ように

なるんです。

明るさが必要なんです。

 

前の愛車はAlfa Romeo155TS。 約15年愛した車です。

手入れは十分に行いますが、車齢10年を越えた車に過度なドレスアップや不必要な改造はしたくない。 そんな気持ちで居たんです。

 

2009年8月に兵庫県佐用町を襲った集中豪雨による水害で11人の方が亡くなるという痛ましいニュースがありました。

まさにその時、四国広島地方を車で訪ねていた私は、深夜の帰宅時の高速道路で大変な目に遭いました。 

トンネルの中で側壁にぶつかり大破している乗用車の横を間一髪すり抜けました。 

その辺りは私が利用した2時間後には土砂崩れで通行止めとなります。 

ワイパーが用を成さない様な大雨の中の事です。 

キセノンガス封入タイプのハロゲンバルブプロジェクターヘッドランプをロービームに備える155ですが、初めてフォグランプの有り難みを感じました。 と

はいえ、厚い水膜に覆われた路面にはほとんど用を成していない状態です。 

 

しかし、斜め前にHIDシステムを装備した車の横後方に位置をとると、本当に楽でした。 

自分のハロゲンでは確認できない水膜の下にある白線が確認できますし、法面までを広く照らしてくれています。

明らかに明るさが違いますし、心理的に落ち着きます。

 

其の頃新型大型車両の多くがHIDランプを装備しはじめたのだと思います。

彼らと離れ、自分が先頭に立ったときの心細さよ。

無事帰宅出来れば、すぐにヘッドライトを交換しようと思い立ちました。 

不思議な事に、帰宅した翌日に右側ヘッドランプが切れました。 

こうなったら、注文せずには居られません。 

155に用意したのはスプリットファイアと言うメーカーの製品で5万円程しました。

工賃は15,000程支払い、それ以降3年程で車を手放していますが、投資に見合った効果が得られたと思ってます。

 

今はその半額以下で入手できますね。 性能向上も含めて良くなりました。

新型車は既にLEDに移行しつつありますが、今現在のところコンバージョンキットとしての総合性能を考えると、未だHIDキットに一日の長があると聞いております。

製品価格は22800円 交換工賃は6000円 共に税抜き

交換工賃は以前の工作が元になっているので大幅に安くしてもらえました。

ありがとね~。

  • 購入金額

    31,104円

  • 購入日

    2016年05月頃

  • 購入場所

    神楽坂モータース (工賃込み)

18人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (8)

  • タコシーさん

    2016/06/03

    世の中はLEDヘッドライトですか...
    知らなかった...
    車に興味がなくなってしまいました..(´・ω・`)
  • hidechanさん

    2016/06/03

    レビューお疲れ様です。
    元々ハロゲンの車にポン付け中華HIDを取り付けている輩が多い中、
    しっかりと整備工場に依頼するフェレンギさん!
    素敵です^^

    昨日の帰宅時にも中華HIDの光漏れによるハイビーム状態の車が後ろにいて、
    激しく迷惑を被ったばかりでしたので、この記事に喰らいついてしまいました!
    ハロゲン仕様にHIDバルブを使う場合は、光源の位置調整が必要だったのですね!!

    光軸を調整しても漏れる光があまりにも眩しくて、
    ハロゲン用のヘッドライトをHID化した時の不具合の原因がわかりました。

    以前、奥さん用の車をケチってHIDにしなかったのですが、
    HIDに慣れた後では、ハロゲンライトの夜道の暗さに我慢が出来ず、
    中華HIDをDIYで取り付けた事がありました。

    その結果、見事にロービームなのにハイビーム状態にw

    漏れ出る光が強烈過ぎて、対向車や前の車の大迷惑!
    結局ヘッドライトを殻割りして、プロジェクターを仕込み、光漏れをなくして
    通常のライトと同様のカットラインを作ることが出来ました。

    ついでにヘッドライトのインナーをブラック化して、イカリングを仕込み、
    趣味全開で弄ってしまった結果、奥さんには恥ずかしいと不評を買ってしまいました><

    保安部品は、しっかりとした整備工場で弄らないとだめですねw
  • フェレンギさん

    2016/06/03

    タコシーさん、こんばんは。

    自動化で「自分で運転しなくなる自動車」に向かう分野に興味が沸かない方でも、それと並行する形で「役に立つ凄い自動化技術」は如何でしょうか。

    新型メルセデスEクラスに標準装備されるマルチビームLEDヘッドライトシステムは、片目に24個もの高性能LED光源を装備しており、各々が担当分野を受持つことにより、先行車や対向車の存在を車載カメラ等で判断し、迷惑がかからない様に適時消灯しつつ、運転者には出来る限り可能な範囲でハイビームによる視界を提供します。

    如何ですか? だからといってEクラスを買うことは叶いませんが、徐々に私達が買える車にも普及してくれそうな新技術だと思うんです。
    マルチ配列ならLED光源の直進性を活かすことができます。
    反面、ポン付けのヘッドライト用LED光源はダメだと思うんですよ。

    日本の倍近い速度が許容されるドイツは、街路灯が日本より大幅に少ないらしく、各自動車の前照灯性能が販売に直結しているのだと思われます。
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