機体解説
「MSF-007 ガンダムMk-III」は、エゥーゴがグリーン・ノア1から強奪したティターンズ製のRX-178 ガンダムMk-IIを解析し、そのデータを基にAE(アナハイム・エレクトロニクス)が独自に開発した機体である。Mk-IIに採用されている各種の技術は画期的なものが多く、当時AEが推進していた「Z(ゼータ)計画」に多大な影響をもたらした。ガンダリウムγ(ガンマ)の導入や手持ちの技術を横断的に採用することによって、Mk-IIIのムーバル・フレームはより人体に近い挙動の再現が可能となった。さらにはジェネレーターや各種武装なども新規にあつらえられたこの機体は、”人体の模倣”という点において、Mk-II以上の完成度を持つと言われる程のスペックを獲得するに至った。
ーー外箱の記述を抜粋ーー
このMk-IIIはMSVなどに登場する試作MSで、アニメ雑誌や模型専門誌などで独自解釈したバージョンが多く存在したようであるが、このキットの登場で1つのスタンダードが確立したのではないかと思われる。当初はZガンダムの本編にティターンズのMSとして登場する予定だったがMSの種類が多すぎるという理由から没になった経緯を持つ。
本キットは、ティターンズではなくエゥーゴの部隊証シールが同封されている事からも様々な設定があったことが伺える。
※ MSV(モビルスーツバリエーション)とは、サンライズのアニメ『機動戦士ガンダムシリーズ』において劇中に登場したモビルスーツ(以下MS)という人型機動兵器を元にデザインされた特殊なバリエーションのMSを扱った作品、およびその特殊な機体群のことである。
今回は、このキットを使用しAE製のヒーロー体型へ改修を進めてみた。
こんな感じで、製作開始です (ง°`ロ°)ง
まずは完成品からです
宇宙の低重力環境で使用される円柱状のドックをイメージしてあります。
当初の予定では、壁面からしっかりパイピングして、フルハッチオープンで…
なんて壮大なる妄想があったのですが、時間の都合… いあ、技術不足から簡易的な表現へ変更しました。(;^_^A
カラーパターンはMk-IIに似せてあります。色の濃さを変えてティターンズかエゥーゴかのどちらとも見えるような感じにしてみました。
脇のケーブルやオレンジのスタッフフィギアは、軽く両面テープで固定してみました。
バーニアの表現は塗装で行っています。以前クシャトリヤを製作する際に思いついた方法ですが、なんとか表現方法も良くなってきた気がします。
見晴台からの眺めです。なんとなく載せてみました。
ここからは製作内容になります。良かったら見ていって下さい。
こちらは素組です。やはりREシリーズはHGシリーズを1/100へ変更したような大雑把なパーツ構成といった感じです。
関節部の可動域は広くポージングがきまるのですが、足首の可動域に問題がありました。
前後、側方への傾斜は出来るのですが、足首の回転がまったく不可能であることと、つま先とカカトが一体成型になっているため接地を目的としたポージングに大きな不満が残ります。
そのため、ディスプレイスタンドなどを使用し空中でポージングをさせる事で問題を解消するしかなさそうです。
写真右側は、以前製作したレッド・ゼータの余り部品です。
Mk-IIIはゼータのパーツも流用されたとの記事も見つけたため使ってみようと思いました。
なによりも、基本的なデザインに多くの類似点があり相性が良いのはラッキーでした。
まずはパーツの分割
このノコギリ抜群によく切れます ((o(´∀`)o))
赤いパーツはレッド・ゼータのパーツです。ガッツリ切断するためナイフを加熱して切断。
超音波カッターは子供が触ると危険なため職場へ持って行ってしまいました。なので、地道に時間を掛けて工作してます ( ´∀`)
肩のパーツは一度表面を平らに削り落としてからプラ板工作で形状を作りなおしてあります。
先程も使用したノコギリ。ただ切っただけで平面が出ています。
恐ろしい切れ味です (゚д゚)
このパーツは肩の側面に装着する予定のフィンです。
まずは片方を作り様子を確認。問題がなさそうなら反対側も同じ形状で進めます。
こんな感じで左右完了 (^^)
そんでもって、足も同じ要領で製作。出来る限り縦のラインを強調出来るよう進めてあります。
最初の形状よりもスリムなイメージになったかなと思います。
ウエストの延長と上半身のボリュームアップを行ってあります。
ほかの部分も色々と手を加えて、こんな感じになりました。
こちらは飾台です。AE社の低重力環境の円柱状ドックをイメージして製作してあります。
直径20cmの円柱パネルの製作が一番苦労しました。ヒートガンを使用して手で曲げてあります。
壁面には見晴台を設置しました。バランスを見るために1/100ジオン兵を置いてあります。
”なぜジオン兵?”と思われたと思いますが、ジオン系のMSばかり作っているのでストックしてあるパイロットフィギアは自然とジオン兵になってしまうわけですw
プラ板に筋彫して、塗装後マスキングし企業ロゴを入れてみました。
家に余っていたKOTOBUKIYAのメカニカル・チェーンベースについてきた荷台に運転席を作ってみました。ハンドルは真鍮線を手曲げしてあります。
裏側は…
超エコな仕様です。宇宙暦とは思えない仕様にしてあります。
決して手を抜いた訳では無いですよ…
「(ーヘー;)え~と...
今頭の中を何かが駆け抜けて行きました。
この後もオレンジ色の1/100フィギアが出てきますが、こちらを使用してあります。
カラーイメージも決まったので塗装開始です!
ここまで塗装が進んで、大きな違和感に気が付きました。
イメージよりも色が薄い…
( ̄へ ̄; ムムム
より具体的にイメージをおこすためにPCを使いカラーイメージを進めることにしました。
幾つかパターンを作り、確実なイメージを作ることが出来ました。
てか、なんで今回はこんなにあっさりとカラーパターンを作れたんだ????
前回戦国アストレイを作った際は、色鉛筆でひたすら塗りたくっていたのに…
なぜかフォトショップを使い勝手に手が動いてデザインを作っていた自分がいました。
なんでもっと早く気が付かなかったんだろ! o(*>Д<)ゝくやしー
そんな訳で、右側が塗り直したパーツになります。最初よりも青みがかっているのが解ると思います。
イメージを明確化した御陰で、薄いグレーとちょっと濃いグレーは2~4回位塗り直しをして色合せが出来ました。
薄いグレー系の調色は実は苦手ですw
左がPCで製作したイメージ。右が塗装中のものです。
塗装したものの方がイメージに近い色合いになっています。
いよいよ完成間近って感じです (^^)v
製作内容は以上になります。
今回は、いつもお世話になっている ホビーショップ B-sideのイベント「連邦 対 ジオン」に参戦予定でした。連邦かジオンかはくじ引きにて決まるシステムでした。ジオンを願いながら引いた結果は連邦… その経緯もあり苦手なガンダム系の製作になりました。2016年6月末からB-sideさんにてしばらく展示されました。
まだまだ未熟な部分もありますが、最後まで見て頂きありがとうございました m(_ _)m
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購入金額
3,024円
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購入日
2016年01月頃
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購入場所
B-side
まーくんZさん
2016/06/16
サイズがでかい分、いろいろ加工できるキットですね。
ThinkRock(T-beet)さん
2016/06/16
ありがとうございます。
サイズがでかい分 加工も容易だったです(^ ^) しかし、1/100ならもっとディテールの追加が出来たと思います。これも反省点 ( ̄▽ ̄;)
さらには 1/100というだけあって 全体のサイズもデカイ!置き場所ない!どーしよ!!
これもまた反省点 (ノД`)
てか、おそらく反省しないと思いますが…w
しかし、机の上にモビルスーツドックが置いてあるとテンション上がりますね。
通りすがりのおじさんさん
2016/06/17
けしからんカッコよさですね!
ノーマルのずんぐりむっくりっぽさが全くなく、配色含めて超好みです。
ThinkRock(T-beet)さん
2016/06/17
始めまして。
けしからんの褒め文句は最高に気持ちが良いですね! ありがとうございますm(_ _)m
色々と製作を重ねる度にスキルアップを実感していますが、毎回完成後には物足りなさを感じています。次回は超けしからんかっこいいガンプラが出来るよう頑張りますね (^_^)a
通りすがりのおじさんさん
2016/06/18
次回作も頑張ってください。
ThinkRock(T-beet)さん
2016/06/19
REシリーズは待望作が多く欲しくなりますよね (^^)
この前 イフリート改が発売され即買いしてしまいました。
自作はあまり期待しないで見守っていただけると嬉しいですw
きっちょむさん
2016/07/17
ThinkRock(T-beet)さん
2016/07/17
ありがとうございます!
また楽しんで見てもらえるような作品を作れるように頑張りますね(^^)g
COOLは またその時にお願いしますw