手に入りやすい5U4Gのヴィンテージ球といえば、RCAだと思います。
RCAでも吊りフィラメントのものは数が少ないので、マイカ吊りフィラメントのほうが安く手に入ります。
今回手に入れたのも、マイカ吊りフィラメントのもの。
片方はベースにRCAの印刷があり、もう片方はARMY向けの印刷となっていました。

フィラメントは角形のマイカにそのまま引っかけてあるだけという簡易的な構造。
中央から伸びている金属のアームは、D型ゲッターを保持するためのもの。
トップゲッター仕様の管なので、反対から見ると内部がまったく見えません。

中古ですがゲッターもバッチリ残ってます。

実際に音を聴いてみましたが、かなり低域に厚みが出ますね。
ベースとか迫力が増して良い感じ。
英国MullardのCV378とは全く異なった傾向の音ですが、たしかにジャズには最適かも。

気分によって差し替えて使ってみようと思います。