音質劣化原因になりがちなUSBチップを経由無しに、直接I2S端子経由でDAC(Burr-Brownブランドで知られる、現在はテキサス・インスツルメンツが製造する high-end PCM5102 DAC chip)に接続する、C2にポン付け出来る。
性能も-93dBの低い歪と、音楽の強弱の幅を示すダイナミクスは110dB+となかなか優秀の様だし、16, 24, 32 bitの384kHzまでのハイレゾファイルの再生が可能との事。
送料がトータルで$22も必要で為替も絡むことから、購入価格は送料を按分して加えて算出し、$39が5,077円です。
製品ページ(英語)は
http://www.hardkernel.com/main/products/prdt_info.php?g_code=G146355616215
HiFi Shield for C2 / C1+ に光デジタルオーディオ出力端子が追加された製品で価格は同じ。
音声出力端子は
・RCA
・3.5mm audio jack
・光デジタルオーディオ出力
対応OSは
・Ubuntu/Linux
http://odroid.com/dokuwiki/doku.php?id=en:c2_hifi_shield
・Volumio OS
https://volumio.org/volumio-and-the-new-odroid-c1-hifi-shield/
・Runeaudio OS
http://www.runeaudio.com/runeaudio-runs-on-odroid-c1-and-odroid-c1/
・DietPi
http://dietpi.com/phpbb/viewtopic.php?f=8&t=9
タイトルにも書きましたが「室内雑音にかき消されていた音楽内の雑音が無くなった感じで透明感が有る音には非常に満足しています」。
各部紹介と設置と設定
音楽用の接続端子は、3.5mmステレオジャック、光デジタル出力端子とアクティブスピーカーEdifierR1100に繋いだRCAコネクターです。
RCA端子には一応金メッキが施されています。
Odroid-C2との接続は専用のI2S接続コネクターで行います。
付属品のスペーサーですが書く1個の予備が入ってました。
それぞれのI2Sコネクターを接続します。
I2Sコネクターだけでは心許無いので、確りとスペーサーで固定しましょうね。
Ubuntuをインストールだけした状態では、音声出力はHDMIへの出力に成っています。
そこで、HiFi Shield Plusを接続後に再設定が必要になります。
設定はTerminalソフトで設定を行います。
・Terminalでの設定(入力する部分は太字とアンダーバーで表示してます、行末にはエンターキーを押します)
ますは、Ubuntuを最新の状態にします。
sudo apt-get update && sudo apt-get upgrade && sudo apt-get dist-upgrade
音声はALSA(Advanced Linux Sound Architecture)でPCM再生やMIDI再生機能をLinux上に提供するサービスで動いています。
下記のコマンドで全てのサウンドカードとオーディオデバイスを表示し、確認です。
aplay -l
表示結果は
**** List of PLAYBACK Hardware Devices ****
card 0: ODROIDHDMI [ODROID-HDMI], device 0: I2S.27 dit-hifi-0 []
Subdevices: 1/1
Subdevice #0: subdevice #0
下記の2行のコマンドでHiFi Shield Plus用のカーネルモジュール2つを取り込みます
sudo modprobe snd-soc-pcm5102
sudo modprobe snd-soc-odroid-dac
再度、全てのサウンドカードとオーディオデバイスを表示しての確認です。
aplay -l
表示結果に取り込まれた結果が出てます
**** List of PLAYBACK Hardware Devices ****
card 0: ODROIDHDMI [ODROID-HDMI], device 0: I2S dit-hifi-0 []
Subdevices: 1/1
Subdevice #0: subdevice #0
card 1: ODROIDDAC [ODROID-DAC], device 0: I2S pcm5102-0 []
Subdevices: 1/1
Subdevice #0: subdevice #0
・GUIでの設定
DACを指定します
「Applications」 - 「サウンドとビデオ」 - 「サウンド」 - 「Hardware」タブでODROID-DACをクリックし指定します。
「Output」タブで「ODROID-DAC Analog Stereo」を指定します。
これで、音楽の再生が出来ます。
・起動時にドライバーを自動読み込み
Odroid-C2起動時にHiFi Shield PlusのDriverを自動起動する為に/etc/modulesを編集しましょう。
管理者権限を取得します
~$ su
Passwordはodroidを入力します
各トライバーを/etc/modulesに書き込みます
# echo "snd-soc-pcm5102" >> /etc/modules
# echo "snd-soc-odroid-dac" >> /etc/modules
exitを入力して終了です。
# exit
exit
~$
ここまで行い、Odroid-C2を起動時からHiFi Sheild Plusから音声が出ます。
再生ソフトはRhythmboxで行っています。
・HiFi Shield Plus接続しアイドル時の消費電力3.0Wでした。
今の処は最高です!
Odroid-C2にI2S接続のHiFi Shield Plusを取り付け、RCA接続でアクティブスピーカーEdifier R1100を取り付けました。
以前Windows10 PCのLIVA X²-4/64-W10でアクティブスピーカーEdifier R1100を使い、音源はハイレゾのFLACファイルでEdifier R1100の良い音を楽しんでいました。
何気なくLIVA X²-4/64-W10にLubuntuをインストールし同じ音源ファイルで聴いたのです。
なんと新鮮に聴こえたことか。
更にこのOdroid-C2にI2S接続のHiFi Shield Plusで同じ音源ファイルで聴くと・・・
ザワ付きが無く透明感が有るんです。
今までは、室内の雑音にかき消されていた音楽内の雑音が無くなった様な感じで透明感が有るんです、ダイナミックレンジが広くなり雑音領域が下がった?のかも知れません。
今の処は最高です!
何故?今の処?
オーディオ極めるって本当~~~に金食い虫なんですよ。
良い音に出会える度に欲しくなるんです。
比較的安価でなければ、現状維持を心がけます!
・ソフトに関してですが、
「RuneAudio」や「Volumio」OSでOdroid-C2を音楽専用で運用する方が音質向上には有利です。
がしかし、私はLinuxPCとしても使いたいのです、そこで現Ubuntu Mateデスクトップよりも軽量なLXDEを選択出来る「DietPi」をOSとして使用する予定です。
「DietPi」にはVolumioの様な専用OSにWebベースの超軽量GUIを載せたPCにする為のソフトが有り、軽量HiFiメディアプレーヤーインターフェース(Mpd + Ympd)がインストール可能です。
また、Odroid C2 + HiFi Shield用の設定方法も公開用意されていて、使用してみる価値は大きいと思っています。
DietPiも持ち物として将来は公開予定です。
DietPiは多くのワンボードPC(Raspberry Pi、Odroid C1/C2/XU3/4、Pine A64、Banana Pi Pro/M2+、OrangePi PC/One、NanoPi NEO/M2/T2)用が用意されているので、日本で利用が進んでいない(日本語の情報が少ない)のが不思議です。
作成中 PCM5102はMQAを再生出来るみたいです!
MERIDIAN AUDIO EXPLORER 2というDAC(PCM5102搭載)でMQA(Master Quality Authenticated)ファイルがWindowsとMACで再生出来るらしい。
https://www.themasterswitch.com/review-meridian-audio-explorer2
LinuxでのMQA対応再生プレイヤーが出れば乗り換えたいですね!
Amazon JPでのレビューでもMQAの記載が有りますね。
Amazon USでは沢山のMQAのレビューが有ります。
msBerryDAC
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購入金額
5,077円
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購入日
2016年06月06日
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購入場所
Hardkernel
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